F速

  • 会員登録
  • ログイン

メカUPDATE:ブリスターに悩んだメルセデス、ダウンフォース重視の仕様へ

2016年9月2日

 ベルギーGPが例年に比べて気温が高くなり、さらにタイヤトラブルを恐れたピレリが大幅に高い最低内圧を設定したため、多くのチームがフリー走行のロングランでブリスターに悩んだ。


 そのため、スパ・フランコルシャンではラップタイムに大きな影響を与えない範囲で、できるだけレスダウンフォースの空力パッケージにして、レースでのストレートでの攻防に備えるという通常の戦い方を、金曜日の夜に見直すチームが多く出てきた。


 たとえばメルセデスはエキゾーストパイプを取り囲むようにリヤバンパーの上に設置しているモンキーシートウイングを変更。金曜日には、ダウンフォースよりも空気抵抗軽減を重視したタイプのラウンド形状(下記写真の青色矢印)のスペックを使用してきたが、土曜日からはダウンフォースを重視するスクエア形状(下記写真の赤色矢印)のスペックを投入してきた。

2016年F1第13戦ベルギーGP メルセデスは、土曜日からダウンフォースを重視する方向に
2016年F1第13戦ベルギーGP メルセデスは、土曜日からダウンフォースを重視する方向に


 そんななか金曜日の空力パッケージとほぼ同じ仕様で予選とレースに臨んだのが、トロロッソ。前回のホッケンハイムリンクに持ち込んだ新フロントウイングをベースにしているが、空気抵抗軽減のアイデアは、今年のバクー・シティ・サーキットで開催されたヨーロッパGPで採用したものと、ほぼ同じである。アッパーフラップの一番上のフラップを大きくカットオフするというものだ(下記写真参照)。

トロロッソはアッパーフラップの一番上のフラップを大きくカットオフ
トロロッソはアッパーフラップの一番上のフラップを大きくカットオフ

 今回、トロロッソはバクーのときよりも大きくカットしている。そのような努力をトロロッソがベルギーGPで行わなければならなかった理由は、トロロッソのパワーユニットが2015年型のフェラーリ製だからである。昨年型のパワーユニットは当然ながら、昨年の段階でトークンを使い切ってしまっているため、今シーズンはまったく改良することが許されていない。トークンを使用したホンダにコンストラクターズ選手権で逆転を許してしまった。



(Text : Masahiro Owari)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/19(土) フリー走行3回目 22:30〜23:30
予選 26:00〜
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号