F速

  • 会員登録
  • ログイン

フェラーリ、ターボとギヤボックス信頼性の弱点は克服できたのか

2016年7月29日

 フェラーリはF1ハンガリーGPの金曜日に、ハイダウンフォース仕様とシルバーストン仕様の両方の空力パーツを使いながらクルマを走らせた。また、正式な車検が始まる前にフロントウイングのたわみ量のテストを行っており、フリー走行ではリヤウイングにフロービズを塗布していた。ふたつの事実が示唆するのは、マシンにこれまでと違うパーツが投入され、それらのチェックが必要だったということだ。


 一方、リヤエンドではターボハウジングとギヤボックスに改良が加えられた。フェラーリはシルバーストンのテストでターボのトラブルに見舞われたが、これは異物の侵入を防ぐカバーをくぐり抜けて、高速で回転するタービンを覆うシュラウド内に何かが飛び込んだためと考えられている。ターボはフェラーリにとって開幕当初からの弱点であり、信頼性にはずっと不安があった。それに加えて、保護能力の高いカバーに変更したことで、重量増のみならず、性能面での悪影響も懸念されている。


 ここ数戦、フェラーリはギヤボックスのトラブルにも悩まされてきた。原因は、どうやらケーシングの剛性不足により、インターナルパーツに望ましくないストレスがかかることにあるようだ。


 フェラーリは、メルセデスと同様にカートリッジ式ギヤボックスを採用している。その構造は、チタン製のインナーケーシングにギヤクラスタ全体を収め、そのユニットをカーボンファイバーで作られたアウターケーシングにボルトで固定するというものだ。このためコーナリング中にケーシングが歪むと、インターナルに想定外の力が加わって、作動の不具合や破損につながる可能性がある。


 セバスチャン・ベッテルのクルマには、ハンガリーからアップデートされた新型ギヤボックスが搭載され、少なくともハンガロリンクで問題が再発することはなかった。パフォーマンス不足に悩むフェラーリ、少なくとも信頼性の弱点は解決されたのだろうか。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

12/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位ランド・ノリス423
2位マックス・フェルスタッペン421
3位オスカー・ピアストリ410
4位ジョージ・ラッセル319
5位シャルル・ルクレール242
6位ルイス・ハミルトン156
7位アンドレア・キミ・アントネッリ150
8位アレクサンダー・アルボン73
9位カルロス・サインツ64
10位フェルナンド・アロンソ56

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム833
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム469
3位オラクル・レッドブル・レーシング451
4位スクーデリア・フェラーリHP398
5位アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング137
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム92
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム89
8位マネーグラム・ハースF1チーム79
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー70
10位BWTアルピーヌF1チーム22

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
第24戦アブダビGP 12/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号