【レースの焦点】ハンデを背負いながら果敢にレースを戦い抜いたガスリー、ほろ苦い経験を経て、成長を続けるトロロッソ・ホンダ
2018年10月10日
早い段階でピットインするなら、後半はミディアムを履かなければならない。でも、フリー走行では一度もミディアムを試すことができず、チームにはデータがなかったのだ。
ソフトに交換した後、失ったポジションを取り戻すためには、タイヤがフレッシュな間にアタックすることが必要だった。しかし鈴鹿のコンディションは予想以上にタイヤに厳しく、トレッドコンパウンドが厚い状態で攻めた結果、ブリスターが発生してしまった。最後の10周はストレートで前が見えないほどバイブレーションがひどくなった。
華やかな予選の後、辛いレースを経験した。
「すべてをきちんと揃えてレースに臨むことができなかった」と、田辺TD。
「キャリブレーションの問題がタイヤに影響したとは思いません。作戦的には他にやりようがあったとも思いますが、ミディアムを履いていればブリスターが出なかったかというと、データがないからそれも分からない」
来シーズンはレッドブルへの昇格が決まっているガスリーは「今はレッドブルのことを考えたくない」と言う。
「トロロッソでの仕事に集中して、最終戦までの時間を最大限に活かして、ホンダのポテンシャルをすべて引き出したい。それが一番大切なことだと思うから」
ほろ苦い味を残した日本GP。でも、ドライバーもチームも、その経験によって強くなる──。選手権8位のトロロッソが、鈴鹿というテクニカルコースで11位、13位完走を果たした。その結果を辛く感じていること自体が、すでに成長なのだ。
(Masako Imamiya)
関連ニュース
※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |