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【レースの焦点】“攻撃こそ最大の防御”を貫いたフェラーリ、混戦に慣れていない王者メルセデスの焦り……/F1第10戦イギリスGP
2018年7月11日
マシンの姿勢を真っ直ぐに保ちながら、前輪をロックすることなく限界までブレーキングを遅らせて前に出ると、空気を受けたマシンは一気に制動力を得た。ボッタスの、赤く点滅するテールランプが、敗北を強調していた。
リスタート直後、ストウでフェルスタッペンをオーバーテイクしたライコネンも、49周目のターン6でボッタスをパス。ハミルトンは攻略し切れなかったものの、3位でゴールし、笑顔を見せた。
ドライバーズ・オブ・ザ・デイに選ばれたハミルトンは、最後尾から2位まで追い上げた敢闘賞。ただし、ライコネンがミスを認め、ペナルティを受け入れているにもかかわらず、1周目の接触が“フェラーリの作戦”であると匂わせた表彰台での発言は不用意で、母国のファンの熱狂にもちょっと冷たい水を浴びせてしまった。同じトーンのメルセデス首脳陣の発言にも、混戦には慣れていない彼らの焦りが感じられる。
トップ2チームの力は拮抗し、コース特性次第ではレッドブルが間隙を突いてくる。メルセデスが何を語っても、攻撃こそ最大の防御であると気づいたフェラーリのアタックは止まらない。
真夏のヨーロッパは熾烈──。接戦を勝ち抜くため、速さが誇りのハミルトンは“強いドライバー”の底力を示さなくてはならない。
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(Masako Imamiya)
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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