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【角田裕毅F1第7戦密着】「マシンの挙動に満足」前戦バクーでバランスが安定、フランスでも好調な滑り出し
2021年6月19日
前戦アゼルバイジャンGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のタイヤトラブルで出された赤旗により、ラスト2周のスプリントレースに勝負の行方が持ち込まれた。6番手からスタートした角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、スタート直後にランド・ノリス(マクラーレン)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)にかわされ、7位に終わった。
レース後、角田は「レッドフラッグの後は少しフラストレーションの溜まる2周でした」と語った。アゼルバイジャンから、新居があるイタリア・ファエンツァへ戻り、ファクトリーでエンジニアたちとラスト2周のスプリントレースを分析した。
「再スタートで、少しリアクションタイムが遅れてしまったようです」とポール・リカールで語る角田。いったい何が起きたのか。
「あそこまでレッドライトが消えるのが早いとは思っていなくて、準備できていない部分もあって、リアクションが遅れ、1コーナーで並ばれてしまいました」(角田)
確かに、赤旗中断後の再スタートでは、5列のレッドランプが1列ずつ点灯し、オールレッドになった後、すべてが消灯し、スタートの合図となるブラックアウトまでの時間が通常よりも短かった。その結果、反応が遅れた角田は1コーナーにノリスとサイド・バイ・サイドで進入。ふたりのバトルは2コーナーまで続き、2コーナーの立ち上がりでノリスが角田の前に出て、決着した。
2コーナーの立ち上がりで少し失速した角田は、その後アロンソにも抜かれ、7位に終わった。2番手からスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)がスタート直後のブレーキングミスで大きく順位を落としていたので、スタート直後に順位を落としていなければ、5位になっていた可能性があった。
「あそこで並ばれなかったら5位は死守できたのかなと思います。そのチャンスは十分あったと思います。でも、これも経験です」
そのアゼルバイジャンGPでは、収穫もあった。バーレーンGPの後、マシンのバランスがいまひとつという状況が続いていたが、アゼルバイジャンでは予選でQ3に進出した。
「チームメイトのペースからもわかるように、最初からペースがよかったですし、クルマのバランスも安定していて、自信を持ってコーナーに行けるようなクルマだったので、アゼルバイジャンはすごくよかった。アルファタウリがアゼルバイジャンにフィットしていたことも関係していると思うので、今回のフランスも同じようにうまくいくとは限りませんが、アゼルバイジャンで行ったアプローチがフランスではどういう結果に結びつくかという感じです」(角田)
アゼルバイジャンで行ったアプローチというのは、レースとレースの合間にイタリア・ファエンツァにあるファクトリーへ行って、エンジニアとグランプリに向けた準備をしっかりと行うということだ。
フランスGP初日、角田の順位はフリー走行1回目が10番手、2回目は13番手だった。
「予選に向けて、やるべきことはまだ多いですが、最終的にマシンの挙動に満足することができました。間違いなくマシンに対する自信を取り戻せています」(角田)
前戦アゼルバイジャンGP同様、このフランスGPも好調な滑り出しを見せた角田だった。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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