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リカルド、F1への「愚か者」発言を謝罪も、クラッシュ映像公開への異議は取り消さず
2021年4月23日
マクラーレンのダニエル・リカルドは、F1のソーシャルメディアチームがクラッシュの動画を積極的に投稿していることを批判して「まったくの愚か者だ」と発言したことを謝罪、不適切な発言であり攻撃的過ぎたと述べた。
F1がソーシャルメディアを通してドライバーのアクシデントのシーンを積極的に公開していることを快く思わないリカルドは、最近発売されたイギリスのライフスタイル誌である『Square Mile』でのインタビューで、担当者は「愚か者」だとして、もっとましな仕事をするべきだと発言した。
しかし、第2戦エミリア・ロマーニャGPの直前、リカルドは言葉の選択が適切ではなかったとして、謝罪した。
「もっといい言葉の選び方をするべきだった。あの発言を取り消すことができるのならそうする。攻撃的すぎた」とリカルドは語った。
「F1に長くいるのだから、もっと慎重になるべきだった。あの時そう感じたとしても、言葉が文脈から外されて、広められることは分かっている。だからもっと慎重に行動すべきだった」
「これは僕だけかもしれないが、インタビュアーと話す時にリラックスしすぎて軽率な行動をとってしまうことが時々あるんだ」
「そのことを思い知らされた。調子に乗り始めたときに、あまり攻撃的にならないようにしようとね」
リカルドは選んだ言葉については謝罪したものの、意見そのものについては取り消さず、F1にはクラッシュの他に宣伝すべき数多くの偉大なストーリーがあると強調した。
「昨年はF1にとって素晴らしい1年だったと思う」とリカルドは語った。「多くの表彰台獲得者が出たし、エキサイティングなレースもたくさんあった」
「僕は昨年を退屈なシーズンだとは思わない。このスポーツの良いところをもっと露出することができたはずだと思っているんだ。多くのドライバーたちとそれぞれのパフォーマンスが、素晴らしい成果を挙げていたからね」
「クラッシュとは反対に、語られるべき良いストーリーがあると思うんだ。これは僕自身の意見だけれど、僕たちのスポーツにはクラッシュ以上の価値があると思っている」
「クラッシュの価値しかないわけじゃない。F1はもっと優れたものなんだ。僕たちは世界で最も才能のあるドライバー集団だ。最高のドライバーたちが素晴らしいマシンを走らせている」
「でもクラッシュは通常、才能不足を示すものだ。もしかしたらF1やドライバーはそのように受け止められているのかもしれない。もちろん僕たちはミスをする。それでも、もし僕がクリエイティブコントロールをできるなら、良い面をもっと強調するだろうね」
「他のドライバーたちがそれぞれどう感じているのかは知らないけれど、僕はそう感じている。僕は謝罪した。今回の発言のなかで、少なくともあの言葉は取り消すよ。でも、あの時に話したことは、自分にコンテンツを監督するチャンスがあったらどうするかについての意見だった」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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