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【角田裕毅F1第22戦分析】予選に向けてリヤウイングにさらなる調整も成果はわからず。渋滞につかまった一因はチームにも
2023年11月19日
4本のロングストレートがあるラスベガス・ストリップ・サーキットで、ストレートスピードが伸び悩んだ角田裕毅(アルファタウリ)。F1第22戦ラスベガスGP初日のフリー走行後に「リヤウイングを寝かせるしかない」と語っていたとおり、角田は2日目に向けて、リアウイングを寝かせた。
しかし、予定通り20時半からスタートしたフリー走行3回目(FP3)でも角田のラップタイムは上がらず、18番手に終わった。
「昨日はストレートスピードがあまりに遅かったので、今日はリヤウイングを下げて行ったんですが、FP3でもあまり改善していなかったので、予選に向けてギャンブル的に、僕のクルマだけさらにリヤウイングを下げたセットアップに変更しました」
ところが、深夜0時から始まった予選で、降りかかったいくつかの不運によって、そのセットアップ変更が正しかったのかどうか、角田はわからないまま予選を終えることになる。
最初の不運は、1セット目のタイヤでのアタックを終えてピットインした直後だった。車重検査に引っかかり、ピットレーンの入口で余計な時間を費やした。残り時間を心配する角田にレースエンジニアのマティア・スピニは「時間はあるから大丈夫」となだめた後、こう続けた。
「ダニエルの後ろで待っていてくれ」
車重検査を終えて、アルファタウリのピットエリアまで行くと、そこにチームメイトのダニエル・リカルドが停まっていた。チームはタイヤ交換作業を終えたリカルドをすぐにピットアウトさせず、しばらく待機してからコースインして行った。
確かに、残り時間はまだあった。ただし、ラスベガスGPは低温のなかで行われており、タイヤをウォームアップさせるのに2周を費やすことを考えると、余裕がなかったことは確かだった。
そのため、チームは角田のタイヤ交換を終えると、すぐにコースへ送り出す。ところが、2周目のウォームアップ走行を終えようとしていた14コーナーで、角田の前方に複数台のマシンがスロー走行していて、角田はスロー走行を余儀なくされた。
「タイヤの温度が下がってしまったままアタックを開始させるしかありませんでした」という状態でアタックを開始した角田は、最初のビッグブレーキングポイントとなるターン5で、ブレーキをロックアップさせ、止まりきれずにコーナーを直進。スピンターンしてコースに戻ったものの、そのままアタックを終了した」
アタックができないまま終わった角田は、まさかの予選20番手となった。
「変更したセットアップが正しかったのかどうだったのかは自分でもよくわかりません。というのも、Q1の最後のアタックが渋滞でマシンのパフォーマンスを最大限発揮できなかったからです」
そう語った角田は、アタックを途中でやめてピットインすると、ヘッドレストを投げ飛ばして、怒りを露わにしてコクピットを降りた。
予選後、「渋滞につかまった原因はチーム側にも責任があると思うか?」と尋ねられた角田はこう言った。
「はい」
その言葉に、この日の角田の気持ちが凝縮していたように感じた。
(Masahiro Owari)
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7/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
7/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
7/7(日) | 決勝 | 23:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |