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ハースF1、2021年ラインアップは未決定「ドライバーの条件は資金だけでなく才能があること」と代表
2020年10月23日
ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは2021年のドライバーラインアップについて、多額の資金を持つドライバーを選ぶかもしれないが、前提条件として才能が必要だと述べている。
2020年F1第12戦ポルトガルGP直前の木曜日、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンが両名とも今シーズン末でハースを離脱することが発表された。これによりチームは翌シーズンにドライバーラインアップを一新することが確定した。
シュタイナーは将来のドライバー選択を急いではいないと主張したが、候補者リストの人数は「今ではかなり減った」ことを認めている。
ロシア出身のFIA-F2ドライバーであるニキータ・マゼピンは、ベラルーシ生まれのロシア人実業家である父親ドミトリー・マゼピンの潤沢な資金のおかげで、ハースと契約する見通しであると噂されている。
一方でフェラーリ傘下のミック・シューマッハーとロバート・シュワルツマンらも、フェラーリのパワーユニットを使用するハースのドライバー候補に入っている。
シュタイナーは、あらゆる選択肢を検討し、その際に資金面は重要になるものの、才能あるドライバーでなければ起用することはできないと語った。
「才能は常に必要だ。資金だけではだめだ。才能がより重要なのだ」とシュタイナーは言う。
「だが一部のドライバーはスポンサーシップを持ち込める。だから我々は候補となるすべての選択肢を検討している」
「かなり多くの選択肢から選ぶことができる。非常に多くのチャンスがあるし、それらのチャンスが去ることもない」
「今年の市場はかなり小さい。その点で我々は幸運だと思う。それが発表を急いでいない理由だ」
シュタイナーによると、ハースは数週間前にマグヌッセンとグロージャンに関する決断を下し、チームの決定について彼らに知らせることにしたという。それは、ふたりに代替プランを検討する時間を与えたかったからだという。
「我々は彼らに対して公平でいたかった」とシュタイナー。
「しばらくの間内密にしておいて、突然知らせることもできたが、この数年間彼らはチームとうまくやってきたと思う。だから『いくつかの変更をするつもりだ』と話した。彼らが他のことを見つけるチャンスを得られるように話したかったのだ」
「たとえば年末になって誰にマシンを託すかを決めたタイミングで話をしたら、彼らが来年レースをする選択肢を探るチャンスが減ってしまうだろう」
「我々の関係は良くなったり悪くなったりしてはいたが、誰もが知るようにこれは非常に難しいことだ」とシュタイナーは付け加えた。
「結局のところ、気に入らない人たちと4年や5年といった歳月を過ごすことはない。だからこのようなことをするのは常に困難なことだ」
「私はチーム全体を見ていく必要がある。彼らはふたりともよく理解してくれた。我々の間にわだかまりはない。いくつかポイントを獲得して今シーズンの終わりを迎えたいと思っている」
「難しいことであろうと、私はチームを見る必要がある。だからこうした決断を下した。たとえ困難なことでも、これは私の仕事の一部なのだ」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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