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レッドブル&HRC密着:着々とライバルを攻略し2位の座を取り戻したペレス。代表は「最高のシーズンスタート」と評価

2024年4月8日

 F1第4戦日本GPの土曜日の予選で「完璧ではなかった」というアタックで、ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、日曜日のレースで完璧な仕事をした。


 この日の鈴鹿は3日間で最も暑いコンディションとなった。そのため、タイヤのデグラデーション(劣化)が土曜日まで以上に大きくなっていた。それはポールポジションからスタートしたフェルスタッペンも例外ではなかった。


 8周目、マシンの状態を尋ねられたフェルスタッペンは無線でこう返した。


「アンダーステアだったけど、少しずつオーバーステアになってきた」


 するとレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼが冷静にこう語った。


「我々が想像していた通りだから、大丈夫だ」


 その後、チームはピットストップごとにフロントウイングのフラップの角度を調整し、マシンのバランス変化に対応。タイヤのデグラデーションに苦しみ出したライバル勢とのギャップを徐々に広げていった。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2024年F1第4戦日本GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 この日、素晴らしい走りを鈴鹿で披露していたのはフェルスタッペンだけではない。チームメイトのセルジオ・ペレスもフェルスタッペンに負けないレースを展開していた。


 鈴鹿で自身最高位となる2番手からスタートしたペレスだったが、レース序盤はタイヤのデグラデーションに苦しみ、事実上、最初のピットストップでランド・ノリス(マクラーレン)にアンダーカットを許していた。しかし、ここからがこの日のペレスの真骨頂だった。


 第2スティントではアンダーカットされたノリスだけでなく、異なるタイヤ戦略でステイアウトしていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)もペレスの前に立ちはだかった。それでも、ペレスは慌てることなく、1台1台、ライバルたちを攻略していった。

2024年F1第4戦日本GP
2024年F1第4戦日本GP シャルル・ルクレール(フェラーリ)を追うセルジオ・ペレス(レッドブル)


「苦しい状況のなかでも、ベストなパフォーマンスを出せるようレース中に対応できるようになったことが、今回のレースで最大の収穫だった」と振り返るペレス。その成長をクリスチャン・ホーナー代表も認める。


「チェコは今シーズン末で契約が切れることを知っているが、いまは目の前の仕事にとても集中していて、それがチームとの一体感を作っている。過去4年間と比べても最高の形でシーズンをスタートさせていると思う。この調子をキープしてほしい」


 予選でフロントロウを独占し、決勝レースで1-2フィニッシュ。さらにファステストラップとファステストピットストップも記録。2024年の日本GPは、レッドブル・ホンダRBPTが完全制覇したグランプリとなった。

クリスチャン・ホーナー代表&セルジオ・ペレス(レッドブル)
2024年F1第4戦日本GP クリスチャン・ホーナー代表&セルジオ・ペレス(レッドブル)



(Masahiro Owari)




レース

9/20(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/21(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/22(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン331
2位ランド・ノリス279
3位シャルル・ルクレール245
4位オスカー・ピアストリ237
5位カルロス・サインツ190
6位ルイス・ハミルトン174
7位ジョージ・ラッセル155
8位セルジオ・ペレス144
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ24

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム516
2位オラクル・レッドブル・レーシング475
3位スクーデリア・フェラーリ441
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム329
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム31
8位ウイリアムズ・レーシング16
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第18戦シンガポールGP 9/22
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
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