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レッドブル&HRC密着:2番手後退も想定内。難なく首位の座を取り返したフェルスタッペンがスプリント完勝
2023年7月30日
開幕11連勝で迎えたF1第13戦ベルギーGP。レッドブル・ホンダRBPTとマックス・フェルスタッペンの勢いを止めるのは、雨しかないのではないかという声もあったが、土曜日のレッドブル&フェルスタッペンは、その雨さえも蹴散らす力強い走りで、ライバルたちを圧倒した。
スプリント・シュートアウトでポールポジションを獲得したフェルスタッペン。スプリントのグリッドに向かうためのレコノサンスラップに入る直前、フェルスタッペンは珍しくマシンに乗り込む前に、ガレージの前方まで出てきて、上空を見上げていた。この時点で、スタート直前に雨が降るという予報を聞いていたのだろう。しかし、上空は青空が広がっていた。
ところが、フォーメーションラップのスタートまで10分を切って、バラクラバをかぶって、コクピットに乗り込もうとしたところで、上空が黒い雨雲に覆われ、激しい雨が降ってきた。
そのため、レースはセーフティカー先導によるフォーメーションラップを行った後、さらに4周のフォーメーションラップを行い、11周に周回数を短縮して、ローリングスタートで開始されることになった。
この段階で先頭からスタートするフェルスタッペンがスタート直後の1コーナーをトップで通過することは確実だった。あとは、雨が上がって、急激に乾き始めた路面に合わせて、ウエットからインターミディエイトにタイヤを交換するタイミングが勝負の分かれ目となった。
先に動いたのは、2番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。フェルスタッペンも次の周にピットインするが、ピアストリのアウトラップの方が、フェルスタッペンのインラップよりも速く、さらにピットアウトしようとしたところで、ランド・ノリス(マクラーレン)がピットインしてきて、一瞬ピットアウトのタイミングが遅れてしまう。
これらの遅れが響いて、フェルスタッペンがコースに復帰したときには、ピアストリが先頭となり、フェルスタッペンは2番手に後退してしまったが、これもフェルスタッペン陣営にとっては想定内だった。フェルスタッペンはこう振り返る。
「ピットストップはより安全な方を選択をした」
なぜなら、この日のフェルスタッペンにはどんな状況でも自力で打開する速さと強さがあったからだった。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)のスピンにより再び行われたセーフティカーランの後、再開された6周目のケメル・ストレートでフェルスタッペンは難なくピアストリをオーバーテイク。トップに立ったフェルスタッペンはその後、2番手以下を寄せ付けない危なげない走りで完勝。スプリントを制して8点を加点。選手権2位のセルジオ・ペレス(レッドブル)がリタイアしたため、その差を118点に広げた。
(Masahiro Owari)
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |