最新記事
- グランプリのうわさ話:オースティン、コース...
- JRPA日本レース写真家協会が2024年モータース...
- ルーキーレース延期の理由のひとつはロジステ...
- ルノーの次世代F1パワーユニット救済を求める...
- 2025年用ピレリF1タイヤのテストにメルセデス...
- F1、巨大複合企業グループ『LVMH』と10年のグ...
- 【角田裕毅を海外F1ライターが斬る】マルコの...
- シーズン後の新『F1ルーキーレース』、2024年...
- F1パワートレイン事情:ハミルトンがアゼルバ...
- 「いじめに遭い、本当につらい時期があった」...
- 苦戦するチームに「特効薬はない」アルピーヌ...
- 松田次生のF1目線:ドライバーに求められるセ...
F1技術解説:最終年のホンダが満を持して投入した新型エナジーストア
2021年10月5日
2021年F1第15戦ロシアGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点について解説する。今回は、ロシアGP直前にホンダが改良について明らかにしたパワーユニット(PU)のエナジーストアを取り上げる。
────────────────────────────────
ロシアGPを前に、ホンダは、ベルギーGPでのマックス・フェルスタッペンを皮切りに、新たなエナジーストアシステムを順次投入していることを明らかにした。より軽量で、高効率化に成功した新エナジーストアの開発、実用化に、ホンダは数年を要したという。
「今までもアップデートはしていましたが、コア技術は2015年から同じでした」と、田辺豊治テクニカルディレクターは語る。
「この分野の知見がパワーユニット開発部門には十分になく、かなり手こずりました。そのため市販車のバッテリー開発部門の協力も得て、今回投入に漕ぎ着けました」
当初、2022年投入を目指して開発を続けてきたホンダ技術陣だったが、今季いっぱいでF1活動を終了することもあって、1年前倒しするべくさらなる努力を重ねてきた。高効率化によって、ライバルとの差をさらに詰め、軽量化は車体側のパフォーマンス向上にも貢献しているとのことだ。
エナジーストアの基本的な役割は、MGU-K(運動エネルギー回生システム)とMGU-H(熱エネルギー回生システム)が生み出した電気エネルギーを蓄えることだ。ここで改めてバッテリーとエネルギー回生システムの役割について、簡単におさらいしてみよう。
技術規約附則3のパワーユニットエネルギーフロー図にあるように、バッテリーからMGU-Kには1周あたり最大4MJの電気エネルギーを送ることができる(120kWの最大出力の場合、約33秒間持続する電気エネルギーとなる)。ただしバッテリーがMGU-Kから受け取れる回生エネルギーは、1周あたり最大2MJとなっている。
一方、MGU-Hは回生、出力の双方向で無制限、かつバッテリーを介さずにMGU-Kに回生エネルギーを送ることができる。このふたつの回生システムを巧みに組み合わせて、サーキット特性に最も合った電気エネルギーを使うのが、いわゆるエネルギーマネージメントというわけだ。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)
関連ニュース
9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |