ミック・シューマッハー、フロントジャッキ担当のクルーを跳ね飛ばしかけたミスを謝罪/F1第4戦
2021年5月12日
ハースのミック・シューマッハーは、第4戦スペインGPでのピットストップの際に、マシンを止める位置のマークを超えてしまったことでチームを危険にさらし、ハースのジャッキマンに大きな恐怖を与えたことを申し訳なく思っていると述べている。
シューマッハーはオープニングスティントで強力な走りを見せ、15番手につけていた。23周目にはソフトタイヤをミディアムタイヤに交換するためにピットレーンに急行した。
だがスピードを出しすぎたシューマッハーはマークを数インチ超えてしまい、フロントジャッキマンは素早く横に回避しなければならなかった。
「残念ながらピットストップで恐ろしいことがあった」とシューマッハーは説明した。
「幸い全員無事だったが、間違いなく誰も望んでいないことだった」
「自分にそんなことが起きて、チームをある意味危険にさらしてしまったことに後になってから少し苛立ちを覚えた。そのことは本当に申し訳なく思う」
順調なレーススタートを切ったシューマッハーだが、第1スティントの後半では苦戦した。ソフトタイヤのパフォーマンスとともにペースが落ちていったのだ。最終的にシューマッハーは18位でフィニッシュしたが、チームメイトのニキータ・マゼピンにはかなりの差をつけた。
「最初のラップとスタートはかなりよかったと思う」とシューマッハーは語った。
「残念だがリヤタイヤに苦戦しC3タイヤでは厳しいことが分かってから、ウイリアムズが新品のC2に交換するためにピットに入った。だから彼らを後ろに抑えておくのは難しかった。その後は自分たちのレースをしなければならなかった。持っているものを最大限に活かした」
「その後のC2は間違いなくC3より感触が少し良かったと思う。でも全体的に厳しい状況になることは分かっていた。だからまた学ぶべきことと取り入れるべきことがここにはたくさんあった。でも、それでも僕たちには改善の余地があるよ」
全体的に、シューマッハーはハースがポジティブな方向へ進んでいると感じているが、自身がさらに上の順位でライバルたちと戦えるよう願っている。
「多くを望みすぎていると思うけれど、ライバルたちと戦いたいし、彼らと上の順位にいたい。でも僕たちは慎重に時間を取らなければならないことは分かっている」
「とは言え、僕たちはとてもポジティブな方向に歩んでいると思うよ。予選は良かったし、今日(日曜日)も1周目は素晴らしかった。僕たちのポテンシャルを示すことができたんだ。だからそうした面には満足している」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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