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イギリスGP FP1:レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが首位。ノリス、ハミルトンが続き、角田は12番手に
2021年7月16日
2021年F1第10戦イギリスGPのフリー走行1回目が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは8番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは11番手、角田裕毅は12番手となっている。
『スプリント予選』という新フォーマットが試験導入される今週末のイギリスGP。具体的には初日最初のフリー走行、FP1はこれまでと同じだが、FP2の代わりに通常なら2日目に予定されていた予選が行われる。そして2日目にFP2、その後スプリント予選と呼ばれる17周のレースが戦われ、その順位をもとに日曜日の決勝レースという流れだ。
さらに今週末は、第9戦オーストリアGPでテストされた新構造のリヤタイヤが実戦投入される。シルバーストンはタイヤへの負荷が群を抜いて高いため、最も固いC1、C2、C3が選ばれた。
イギリスは大規模イベントの開催規制を大幅に緩めており、F1イギリスGPも日曜には最大14万人の観客が見込まれている。すでに初日FP1から、グランドスタンドは決勝日と見紛うほどの大観衆が、しかもほぼ全員がマスクなしで詰めかけている。
現地時間午後2時30分の開始時点で、シルバーストン上空は快晴、気温25度、路面温度43度、微風という絶好のレースコンディションだ。今回のスプリント予選フォーマットでは、FP1終了時点で車体、パワーユニット(PU)は大幅なセッティング変更ができなくなる。言い換えればこの60分のセッションで、予選、レースに向けての車体、パワーユニットの最適化を済ませなければならないということだ。そのため各マシンはセッション開始時点から、休む間もなく周回を重ねている。
セッション序盤のタイヤ選択は、ミディアムタイヤとハードタイヤに二分された。ミディアムのルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が1-2、ハードのエステバン・オコン(アルピーヌ)、フェルスタッペンがトップからそれぞれ0.7、0.9秒落ちで3、4番手、5番手にハードのペレスという展開だ。アルファタウリ勢はいずれもミディアムで、角田9番手、ガスリー10番手と、序盤からまずまずの順位に付けている。
開始後18分、ミディアムのペレスがトップに立った。直後にフェルスタッペンが同じミディアムで、1分28秒179のトップタイムを叩き出した。チームメイトに0.676秒差、メルセデス2台には1.1秒以上の大差を付けている。挙動は非常に安定しており、事前のイニシャルセッティングが成功しているようだ。ただしフェルスタッペン自身は、「終盤のコーナーでパワーがない」と、デプロイに不満を漏らしている。PUモード調整の指示を受けたフェルスタッペンは、最速タイムを0.4秒縮めてみせた。
セッション序盤はハードで下位に沈んでいたフェラーリの2台だが、中盤ミディアムに履き替えるとまずシャルル・ルクレールが3番手、カルロス・サインツも5番手まで順位を上げた。シルバーストンを本拠地とするアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが4番手と健闘している。
メルセデスはここまでミディアムのみで走行。ともに18周のデータを収集した。一方レッドブル・ホンダは、3種類のコンパウンドをハード、ミディアム、ソフトの順で満遍なく試している。フェルスタッペンはソフトで1分27秒035と、自身の最速タイムを更新した。
このセッションでのトラブルやクラッシュは、この週末の致命傷になりうることを誰もが自覚しているのだろう。全車が無傷でチェッカーを受けた。360度スピンを喫したサインツも、すぐに周回を再開した。
このセッションのトップはフェルスタッペン、一度もソフトを試さなかったランド・ノリス(マクラーレン)が0.7秒差で2番手、終盤にソフトを履いたハミルトンが、首位から0.7秒以上遅れて3番手。ルクレールがハミルトンから0.013秒の僅差で4番手、ボッタス、サインツ、ベッテルが5、6、7番手に続き、ペレスは8番手に留まった。アルファタウリの2台はソフトで自己ベストを更新できず、ガスリー11番手、角田12番手だった。
(Kunio Shibata)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 277 |
2位 | ランド・ノリス | 199 |
3位 | シャルル・ルクレール | 177 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 167 |
5位 | カルロス・サインツ | 162 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 150 |
7位 | セルジオ・ペレス | 131 |
8位 | ジョージ・ラッセル | 116 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 49 |
10位 | ランス・ストロール | 24 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 408 |
2位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 366 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 345 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 266 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 73 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 27 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 4 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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