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「FIA会長に関する告発は単なる中傷」FIAメンバークラブが共同声明、告発者への法的措置を求める

2024年4月4日

 FIAのメンバークラブとアメリカ大陸の各国のスポーツ連盟が、FIA会長モハメド・ビン・スライエムに対する信頼を強調し、彼が不正行為を行ったと告発した者に対して法的措置を取るべきであるとの声明を発表した。


 今年3月、ビン・スライエム会長が2023年のふたつのグランプリに関して不正な行為をしたとの告発がなされたため、FIA倫理委員会が調査を行った。ひとつは、2023年F1サウジアラビアGPでビン・スライエム会長がアストン・マーティンのフェルナンド・アロンソのペナルティを取り消させたという疑い。もうひとつは、2023年ラスベガスGPを前に、安全性の面で新サーキットが許可されない方法を見つけるようオフィシャルに指示したという疑いだった。


 FIA倫理委員会は、これらについて調査を行った結果、ビン・スライエム会長が不正行為をした証拠はなく、彼は潔白であるという発表を行った。

FIA会長モハメド・ビン・スライエム
2023年F1アメリカGP (左から)F1 CEOステファノ・ドメニカリ、FIA会長モハメド・ビン・スライエム、リバティ・メディアCEOグレッグ・マッフェイ


 4月3日、これに関して、FIAのメンバークラブとアメリカ大陸の各国のスポーツ連盟が、合同で声明を発表した。


 彼らは、FIA会長への告発は根拠のないものであったというFIA倫理委員会の調査結果を支持、会長への強い信頼を示した。さらに、「一部メディアによって広められた不適切な行為に対する告発は、FIAとそのリーダーシップ、特に会長に損害を与えることが目的で行われた」と批判。また、「理由なくFIAとそのリーダーシップを中傷する者に対しては、法的措置を開始するよう、FIAに勧告する」とも述べている。


 この文書には、34人のサインが添えられている。



(autosport web)




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