予選Q2の危機で憤ったフェルスタッペン「ノックアウトされなくてラッキーだった」PP獲得後に謝罪:レッドブル/F1第13戦
2023年7月29日
2023年F1ベルギーGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはスプリント・フォーマットでの金曜予選で最速タイムをマーク、セルジオ・ペレスは3番手だった。
路面がウエットからドライへと変化していったQ2で、フェルスタッペンは終盤、11番手に位置し、最後のアタックで10番手に上がった。ぎりぎりで敗退を免れたフェルスタッペンは無線でチームの走行戦略に関して怒りを示したが、予選終了後に謝罪した。
レッドブルは、フェルスタッペンのマシンに、シーズン5基目のギヤボックスドライブライン、ギヤチェンジコンポーネントおよび補助コンポーネント(GBX DL)を入れた。シーズン中に使用できる基数を超えたため、フェルスタッペンは5グリッド降格ペナルティを受ける。
金曜に発表された暫定グリッドにおいて、フェルスタッペンには6番グリッド、ペレスには2番グリッドが与えられている。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP1 20番手(ノータイム/2周)
予選 1番手(Q1=2番手1分58秒515:インターミディエイトタイヤ/Q2=10番手1分52秒784:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分46秒168:ソフトタイヤ)
とても難しい状況だった。コンディションがトリッキーで、乾いたラインが1本しかなかった。Q2は接戦で、僕は最初のラップでワイドになってしまい、その周を断念した。その後、スローラップを走って、タイヤの温度が大幅に下がった。路面が急激に改善していたので、ぎりぎりだった。Q3最後のラップはうまくいった。リスクを取る必要があったけれど、ここでのポールは格別だ。
レースでかなりの強さを発揮するマシンだし、こういうトリッキーなコンディションでも、良いパフォーマンスを見せることができた。今回、ギヤボックス交換によるペナルティを受ける。去年はもっと大量に降格されて、もっとずっと後ろからスタートした。今年のマシンはさらに良くなっているから、優勝を目指していくよ(注:2022年ベルギーGPでは、14番グリッドから優勝)。
ここから遠くない場所で育ったから、僕にとってふたつめのホームグランプリのようなものだ。大勢のファンが来てくれてうれしい。雨が降って厳しいコンディションだったけれど、皆残って見ていてくれた。とてもうれしかった。皆さん、本当にありがとう!
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP1 5番手(2分08秒240:ウエットタイヤ/5周)
予選 3番手(Q1=7番手1分58秒899:インターミディエイトタイヤ/Q2=7番手1分52秒353:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分47秒045:ソフトタイヤ)
予選は毎回、それぞれの困難さがあるものだ。今日のコンディションはものすごくトリッキーだった。Q1では最後まで路面が乾かず、Q2ではタイヤの温度が上がりすぎた。でも、Q3ですべてをうまくまとめることができたと思う。今日は、限界を見つける必要があった。トップ3で予選を終えることができてうれしい。
明日のスプリントレースに向け、クロスオーバータイムに関して良い情報を持っている。明日は忙しい一日になるだろう。日曜は、スタートで(ポールポジションからスタートする)シャルル(・ルクレール/フェラーリ)の前に出るためにベストを尽くす。簡単ではないだろうけどね。長いレースになり、デグラデーションが高いだろうし、何が起きてもおかしくない。良いポジションからスタートできるから、楽しみだよ。
(autosport web)
1位 | マックス・フェルスタッペン | 393 |
2位 | ランド・ノリス | 331 |
3位 | シャルル・ルクレール | 307 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 262 |
5位 | カルロス・サインツ | 244 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 192 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 190 |
8位 | セルジオ・ペレス | 151 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 593 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 557 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 544 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 382 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 44 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |