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ホンダF1田辺TD会見:サウジアラビアは「経験したことのないレイアウト」PUの使い方、全開率の変化は大きいと予想
2021年12月3日
初開催のF1サウジアラビアGPはサーキット自体が完成したばかりなのに加え、平均時速250km超という市街地コースとしては最速のコースレイアウト、さらに27のコーナー数は全22戦中最多、1周の長さもスパ・フランコルシャンに次ぐ2番目と、未知の要素満載だ。
それだけにホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、「これまでに経験したことのないコース」「(初日セッション後の)迅速なデータ分析、最適化作業が、今まで以上に求められる」と、緊張感を滲ませていた。
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──今季も残すところサウジアラビア、アブダビの中東2連戦となりました。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):サウジは初開催、そして市街地コースですが、かなりの高速コースに設計されています。明日からの走行でデータを取ってみないとわからない部分も多く、迅速なデータ分析、最適化作業が、今まで以上に求められる週末になると思います。
──メルセデス、ルイス・ハミルトンとの戦いも非常に接戦です。
田辺TD:初めてのサーキットのここをきっちり戦って、弾みをつけて最終戦に向かいたいと思っています。
──サーキットの工事の遅れが話題になっていましたが、開催前日の現在どんな状況でしょう?
田辺TD:コースはまだ歩いていないので状況はわかりませんが、一応完成はしているようです。一方の付帯設備に関しては、ものすごい勢いで今も工事中です。できているとは、とても言い難い。各チームのオフィスとかガレージ内部はできていますから、業務に差し支えるレベルではないです。でもパドッククラブとか周辺のフェンスとか、その辺は完全に工事中ですね。
──明日が初走行で、舗装状態とかオイルの出具合とか、実際に走ってみないとわからない?
田辺TD:そうですね。しかもFP1が日中で、FP2、予選、レースが日没後ですから、路面変化も前戦カタール同様に大きいでしょうね。その辺りの合わせ込みも、大切になりそうです。
──路面温度が相当高くなりそうですが、舗装がタイヤで剥がされる懸念はありますか?
田辺TD:そこまでの話は出ていないですね。昼間暑すぎると、そういう可能性はないとは言えないですが、どうなんでしょう。
──高速市街地サーキットで、レイアウト的にサウジアラビア特有の難しいところはありますか。
田辺TD:走ってみないとわかりませんが、これまで経験したことのないレイアウトですね。往復が高速で繋がれたサーキットで、高速コーナーもあまり舵角が付かない。低速もあるし多彩な組み合わせがあって、そこに路面コンディション、搭載燃料の重量、タイヤの状態が加わって、パワーユニットの使い方は幅が大きいだろうと予想しています。
──具体的には、スロットルの開け方が変わってくるのでしょうか?
田辺TD:そうですね。全開率が変わってくる。タイヤの負荷のかかり方で、予選では行けるところでもレースで抜かないといけないなど。全開率の変化度合いは、大きいだろうと予想しています。
──1周が長い上に、全開率が高い。エネルギーマネージメントは非常に難しいと思いますが、その辺りの見切りはシミュレーションである程度ついていますか?
田辺TD:はい。シミュレーション上で当てはつけています。ただ路面のグリップ状況、オイルの浮き方も含めて、どこまで路面が向上するのか予測は難しいですね。想定した上で基本セッティングはしていますが。
──ウイリアムズのヨースト・カピート代表が新型コロナウイルス陽性で来られなくなったり、一方でオミクロン株の蔓延も警戒されています。そんななかでのF1開催ですが、バブル規制はここでも変わらない?
田辺TD:まったく変わらないですね。カタールもそうでしたが、中東に来るとまず専用アプリを入れて常時持ち歩く。ホテルに入る際も、アプリに表示される陰性証明を提示しないと入れないとか、その辺りは国として徹底しています。そしてF1は今までと変わらない状況で進んでいます。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |