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リカルド、シーズン休止中のトレーニング効果を実感「F1キャリア延長につながるかもしれない」
2020年6月2日
ルノーのダニエル・リカルドは、F1シーズンが現在休止中であることで集中的にトレーニングに取り組むことが可能となり、それが自身のモータースポーツでのキャリアを延長するうえで助けになるかもしれないと考えている。
リカルドは3月中旬に開催予定だった母国オーストラリアでのグランプリが中止になって以来、同国の自宅に留まっている。長びく休みを楽しみつつ、コーチのマイケル・イタリアーノとともに厳しいトレーニングも行っている。
「これまでやったことのないようなトレーニングプログラムを作って、全力でこなしているんだ」とリカルドは『BBC 5 Live』で語った。
「(通常だと)年の初めにトレーニングをすることはできるけれど、ヨーロッパラウンドがスタートして移動が始まると、習慣的に一貫性を持ってトレーニングを行うことはとても難しい」
「僕らは8週間の集中トレーニング期間を手に入れたと考えている。かなりの改善が見られ始めているから、こうした時間を持てるのは良いことだと思う」
「トレーニングをして、これだけ鍛えて身体を整えられていること、そしてこれはおまけかもしれないけれど、時差のあるところへ旅行していないことが効果をもたらしている。空の上で加圧された空間に、週のうち3日間も閉じ込められることがないからね」
「メリットはすごくあると思うよ。それにこれはとても珍しい状況だから、最大限に活用することが重要だと思う」
「もしかしたらこれによって僕のキャリアが少し延びるかもしれないよ」
F1は2020年シーズンを、7月初旬のオーストリアで開幕することを計画している。ドライバーたちは同じ開催地、あるいはヨーロッパ内の別サーキットでの連続開催のスケジュールをこなしていかなければならない。
リカルドは、レースウイークエンドが連続する場合の、典型的な身体トレーニングのスケジュールについて説明した。
「おそらく誰もが、僕たちが月曜日にジムに戻り、火曜日、水曜日、木曜日とトレーニングをしてコースに戻るものだと思っているだろう」とリカルドは語った。
「でも連戦のときは、もう少し体力を温存するモードになる。両方の週末で体調を万全にしておきたいから、月曜日は休養日のようなものかな。激しいトレーニングはせず、ストレッチやヨガのようなことをやる日だ」
「火曜日はランニングや軽い運動をこなす。火曜に軽いセッションのようなことをした後、水曜日はおそらくまた移動日になる」
「だから、1週間あいていればレースとレースの間には4、5日あると思うだろうけど、実際にトレーニングをするのは1日で、残りの2日は移動か休養になる」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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