最新記事
- グランプリのうわさ話:クリスチャン・ホーナ...
- 株主になってモータースポーツを応援?! 経済...
- 徐々に縮まるマクラーレン勢との差。レッドブ...
- 「毎周話しかけたら無線を切る」ピットストッ...
- ルクレールをいら立たせたブレーキのオーバー...
- 鈴鹿サーキット、2026年F1日本GPでの招待企画...
- マクラーレンとパロウ側が法廷で真っ向対立。...
- メルセデス代表、“未開拓市場”韓国でのF1復活...
- キャデラックF1、年内にフェラーリのマシンで...
- シンガポールGP表彰式でシャンパンファイトに...
- 【F1第18戦ベスト5ドライバー】不利を強いら...
- レッドブル、2026年への準備を犠牲にして現行...
安全性の改善を続けるFIA「F1は危険に見えるだけで十分」と語る
2016年5月6日
F1は実際に危険である必要はなく、「危険に見える」だけで十分だと、FIAのレースディレクター、チャーリー・ホワイティングが語った。
彼のこの発言は、先日のルイス・ハミルトンのコメントに応えたものだ。ハミルトンは、近年の安全性の向上を高く評価するいっぽうで、危険であることもF1の魅力に含まれるひとつの要素だと述べていた。
ホワイティングは、ハロやエアロスクリーンのようなコックピット保護デバイスを導入して、安全性の改善を続けることと、ハミルトンが指摘したようなF1のイメージの両立は可能だと考えている。
「彼(ハミルトン)の言うことは理解できる。クルマをあれほどのスピードで走らせれば、そこには必ずリスクが伴う」と、ホワイティングは言う。
「サーキットでは、コースを外れてクラッシュしたときに初めて、そのクルマがどれほど速く走っていたのか、そしてどれほどのダメージが及ぶ可能性があるのかがわかる。これからもレースカーは危険に見えるだろう。危険に見えるが、実際には危険ではないようにすることが、私たちの仕事だと言ってもいい」
「(オーストラリアでの)フェルナンドのように、激しく損傷したクルマからドライバーが自力で降りてきてくれるのは、何よりもうれしいものだ。何年か前(2007年)にカナダでロバート・クビカがクラッシュしたときも、きっと彼は無事にクルマから脱出できるだろうと思って見ていた。スペクタクルの要素を失わずに、なおかつ事故があっても安心して見ていられるようにしたい、というのが私たちの考えだ」
FIAはハロとエアロスクリーンの評価作業を続けており、どちらを選ぶかを決める期限を今年7月1日に設定している。これら2種類のデバイスの評価において、重要なファクターのひとつとされているのが、アクシデントが起きた場合にドライバーが自力ですばやく脱出できるような構造とすることだ。
コックピットからの脱出に要する時間は、レギュレーションによって上限が決められている。だが、その規則を緩和して時間を少し伸ばすことは、より高い安全性を得るための小さな代価として許容できる、とホワイティングは言う。
「それ(脱出が容易であること)は、とても重要なファクターになるだろう。実際の開口部の大きさを見る限り、ハロとエアロスクリーンに大きな違いはない。ロシアGPの木曜日には、念のためにダニエル(リカルド)にジャンプアウトテスト(脱出所要時間のテスト)をやってもらった。彼はエアロスクリーンを付けた状態では1周しか走らない予定だったが、それでも不測の事態が起きる可能性はゼロではないからだ」
「私たちは、彼が規定の時間内に脱出できることを確認しておきたかった。そして、彼は実際に時間内に脱出できたし、慣れればもう少し短い時間でもできそうだった」
「チームもドライバーの脱出が楽になるようなシステムを開発していくだろう。また、どうしても脱出時間の規定をあと2〜3秒長くする必要があるのなら、それはドライバーの頭部の保護能力を高めるための小さな代価として受け入れるつもりだ」
(Translation:Kenji Mizugaki)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
関連ニュース
10/3(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
10/4(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
10/5(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 336 |
2位 | ランド・ノリス | 314 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 273 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 237 |
5位 | シャルル・ルクレール | 173 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 125 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 88 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
9位 | アイザック・ハジャー | 39 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 650 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 325 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 298 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 290 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 102 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 68 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |

