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新車分析/ルノーR.S.16:斬新なテールパイプの意味は?

2016年2月24日

 技術ウォッチャーの世良耕太氏が、バルセロナ合同テストに登場したルノーの新車をチェック。気になるポイントに絞って解説する。

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 ガレージ前で撮影されたルノーR.S.16の写真を見たときは「お、これは!」と思ったのだが、2015年のE23の写真と見比べてみたら、ほとんど変わっていなかった。というより変化なし? 角度のせいで、そう見えるのだろうか。

(c)XPB Images


 気になったのは、フロントサスペンションのレイアウトである。写真ではロワアームの位置が上がってアッパーアームとの間隔が狭くなり、その下で空気が流れるスペースを大きくとっているように見える。いかにも空気がスムーズに流れていきそうだ。

 実際には昨年型と大きく変わっていないようなのだが、ノーズ〜モノコックの高さ規制が厳しくなった2014年以降、低くなったモノコック前端に合わせてサスペンションアームの取り付け位置も低くなる傾向にあり、フォース・インディアやマクラーレン(別の意味でトリッキーなレイアウトだが)は平行に近い。そんななかにあってルノーのフロントサスペンションは下反角が強く、上下アームの間隔は狭くなっている。

 アーム下の空気の流れを重視している表れだろう。ルノーはテスト2回目以降に空力のみならずサスペンションに関しても新規アイテムを用意しているそうなので、どんなタマが出てくるのか楽しみだ。

(c)Sutton


 ルノーの場合、前年型との相違を指摘するのは、きわめて困難だ。だがテールパイプだけは、はっきり違うと指摘できる。レギュレーションが変更されているので当然なのだが、タービンを通過したメインのパイプに加え、ウェイストゲートを通過した専用の細いパイプが加わっている。

 追加になったウェイストゲート専用パイプは、メインのパイプ下側脇に配置するのが主流のようだが、さすが斬新なアイデアを持ち込むのが好きなルノーだ。メインのパイプの上にウェイストゲート専用パイプを置いている。

 ウェイストゲートの搭載位置の関係でそうなっているのか(だとしたら他のルノー・パワーユニットユーザーは?)、空力的な理由でそうなっているのか。真相が気になるところである。

(世良耕太/Text : Kota Sera)


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