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異常振動に苦しむアロンソ、ホンダを信頼も「いつ解決するかが、僕のキャリアに影響する」

2026年3月5日

 2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前にしたメルボルンで、アストンマーティンのチーム代表兼マネージングテクニカルパートナーのエイドリアン・ニューウェイは、自身が設計したAMR26は優れたマシンであるとひたすら熱弁を振るっていたが、フェルナンド・アロンソは、パワーユニット(PU)マニュファクチャラーのホンダへの信頼と、彼らは現在抱えている問題を克服できるという確信を示すことに徹した。

 2026年F1プレシーズンテストで、アストンマーティン・ホンダは問題に見舞われ、思うようにテストプログラムを進めることができなかった。走行時に異常な振動が起き、それがバッテリーにダメージを与えていたということで、現在、解決策を模索している。

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1プレシーズンテスト(第1回バーレーン 2日目) フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

■振動がマシンとドライバーに影響

 プレシーズンテストでアストンマーティン・ホンダに乗った時の感覚について、アロンソはこう語った。


「とにかく振動がすごい。僕たちだけじゃなくて、マシン全体が少し苦しんでいる状態だと思う。そこから信頼性の問題が発生して、走行時間が短縮された。エンジンから来る振動がマシン内部のコンポーネントにダメージを与えていて、ドライバーとしてもそれを感じる。この振動の周波数が、体に伝わってくるんだ」


 ニューウェイは「フェルナンドは25周走ると運転を続けられなくなると言っていた。ランス(・ストロール)は15周が限界だと思っている」と述べており、アロンソ自身もその状況を認めた。


「20〜25分ほど走ると、手や足など体のあちこちに少し痺れを感じてくる。だからチャレンジだったことは確かだ」と言うアロンソだが、一方で「でも痛みがあるわけでも、マシンをコントロールするのが難しいわけでもない。アドレナリンが痛みをはるかに上回っているからね」と断言した。


「もし優勝を争っていたとしたら、3時間だってマシンに乗り続けられる。そこははっきりさせておこう。戦っているときは、そういったことすべてを超えてしまうんだ」


「マシンの感触や自分のドライビングを感じる能力が損なわれるわけではない。ただ間違いなく、これは異常な状態だ。本来あってはならないことだし、何カ月もこの状態で走り続けた場合の影響はまだ分からない」

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1プレシーズンテスト(第1回バーレーン) フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

■「ホンダは必ず問題を解決する。それが早い段階であってほしい」

 2015年にホンダがF1に復帰し、マクラーレンとともに困難を経験した時期に、アロンソはドライバーを務めていた。マクラーレンとホンダは3年で袂を分かつ結果になったが、その後、ホンダはレッドブルとのパートナーシップのもとで大きな成功を収めた。アロンソは、今回もホンダは問題を解決するとの信頼を示した。


 ホンダの状況に話を戻したアロンソは、改めてこう述べた。


「HRC Sakuraでは、毎日毎日解決策を探り続けている。バーレーン以降もいくつかのテストが実施されて、その成果の一部はすでにマシンに反映されている。だから明日、どこまで改善されているか、自分がどう感じるか、それを確かめるのが楽しみだ。解決策は実装されるはずだし、繰り返すが、日本のスタッフは毎日問題の修正に取り組んでいる。僕たちもできる限り協力していきたい」


「ホンダが問題を解決してくれると100パーセント信じている。過去にもやり遂げてきたし、これからも常に競争力を持ち続け、F1のトップエンジンマニュファクチャラーであり続けるはずだ」


 自身の今後についてアロンソは、こう付け加えた。


「問題は、おそらくそこに必要な時間と、僕のキャリアに残された時間が合致するかどうかということで、それはまだ分からない。問題がいつ解決されるか正確に予測できる水晶玉は持っていないからね。1レースずつ、1カ月ずつ進んでいくしかない。短期的に改善が見えてくれば、来年についての判断にも影響するだろう」


「心の奥底では、マシンに乗り込むたびに、問題が解決されているんじゃないかと期待している。バイザーを降ろしたとき、すべてが良くなっていてほしいと本当に思うんだ」


「明日金曜日にマシンをテストして、金曜の夜か土曜の夜に方針を決めることが重要だ。流れを見ながら判断したい。繰り返しになるが、すべて順調に進んで普通の週末を送れるんじゃないかという感覚が自分の中にある。でも、まずは様子を見よう」



(GrandPrix.com)


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