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アレジ、個人所有のフェラーリF92Aを売却へ。「真の愛好家によってサーキットに戻ってくることを期待」

2025年10月16日

 元F1ドライバーのジャン・アレジは、かなり長期にわたって個人コレクションの一部として所有していたクルマのひとつを売却することを決めた。アレジが1992年シーズンの大半でドライブしていた『フェラーリF92A』が、パリの『Artcurial Motorcars』によって2026年1月27日に、オークションに出品されることとなったのだ。

 シャシーナンバー136のこのクルマは、92年シーズンの終わりからアレジの所有物となっており、アレジが生まれ育ったアヴィニョン郊外にある彼の邸宅に展示されている。


 1992年の終わりに、フェラーリは『F92A』を当時のトップドライバーに贈呈し、アレジはスクーデリアにそれを全面的にオーバーホールさせた。その後、アレジはフィオラノにあるチームのプライベートサーキットで2周のデモ走行を実施。すべてが完璧だったため、クルマは止められてアレジの自宅に運ばれ、それ以来そこに置かれている。


 現在ポール・リカール・サーキットを運営するアレジは、オークションについて「このフェラーリF92Aは私の人生の一部を象徴するものだ。フェラーリへの情熱と、すべてが速さにかかっていた時代の象徴だ」と語った。愛車との別れに感情を込めたアレジは、次のようにつけ加えた。


「真の愛好家の手に渡り、サーキットに戻されることを願っている。それがいつになろうと、ポール・リカール・サーキットではいつでも歓迎だ。つまり、今度はこのクルマの完全な挙動をふたたび見ることができるかもしれないということだ!」


 オークション会社『Artcurial Motorcars』を代表し、社長のマチュー・ラムーレは次のようにコメントした。「ジャン・アレジのフェラーリF92Aを販売することは、伝説の1ページを語ることだ」


「このクルマは歴史、機械的な高貴さ、純粋な真正性、そして並外れた来歴の融合を象徴している。このクルマは、F1の魂をもっとも純粋なかたちで体現しており、ドライバーとキャバリーノ・ランパンテ(=跳ね馬)の間の壊れることのない絆を表している」


 アレジはお気に入りのフェラーリを売却した後も、1989年のフランスGPで華々しいF1デビューを飾った『ティレル018』を保有し続ける予定だ。このレースでは一時2番手まで上り詰め、最終的に4位でフィニッシュした。彼は今春、ポール・リカール・サーキットで開催された『ヒストリック・フランス・グランプリ』では、このティレルのマシンでデモ走行を行っている。

1992年モナコGPでは予選4位を獲得。エンジンを除けば基本は悪くないマシンであった。
1992年モナコGPでは予選4番手を獲得。エンジンを除けば基本は悪くないマシンであった
1992年ハンガリーGPでフェラーリ・F92Aをグリッドに進めるジャン・アレジ
1992年ハンガリーGPでフェラーリF92Aをグリッドに進めるジャン・アレジ


(Text:GrandPrix.com / Translation:AKARAG)


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