アメリカのテキサス州オースティンに位置するサーキット・オブ・ジ・アメリカズ（COTA）で10月17日（金）〜19日（日）に開催されるF1第19戦アメリカGPにおいて、新たなレース前のオープニングショー『F1 Grid Gigs』が初開催される。

『F1 Grid Gigs』とは、F1の公式パートナーであるアメリカン・エキスプレスが主催する、新たな音楽とモータースポーツを組み合わせたレース前のショーだ。世界的に有名なアーティストや世界中の地元密着型アーティストと提携し、F1マシンがコースに出るまでのカウントダウン中に、レース前のエンターテインメントショーを盛り上げることを目的としている。

　またこのショーは、2025年シーズンの開幕前にロンドンのO2アリーナで開催された、F1の世界選手権創設75周年を記念したイベント『F1 75』にインスピレーションを得ている。ちなみにF1 75は、F1のソーシャルチャンネルを通じて750万人という驚異的な数のファンが視聴したと今回の発表に際してF1側は述べている。

　そんなユニークな試みの第1弾が、今週末のアメリカGPで開催される。今回は、地元のカントリー歌手で俳優のドレイク・ミリガンがステージに登場するということだ。

　F1の最高商務責任者を務めるエミリー・プレイザーは、『F1 Grid Gigs』の開催について、次のようにコメントした。

「世界が最高のドライバーたちの直接対決に備えているときの、F1グリッドのエネルギーに勝るものはありません」

「アメリカン・エキスプレスが主催する『F1 Grid Gigs』は、グランプリの週末において最も期待される瞬間のひとつを盛り上げるでしょう。この新しいレース前のショーは、グリッドの興奮を捉えて祝福し、スタンドや自宅のファンがレース前にアドレナリンと高揚感を味わえるように企画されました」

　またドレイク・ミリガンも、出演を楽しみにしているとイベントへの期待を語った。

「テキサス州オースティンでのグランプリに出演できることに興奮している！　レースウイーク中のこの街のエネルギーに勝るものはなく、僕もその一部になれることを楽しみにしている」

「エンジンの轟音とファンの情熱が感じられるライブミュージックに最適なステージだ！　サーキット・オブ・ジ・アメリカズにカントリーの熱気を持ち込むのが待ちきれないよ！」

　今後は、11月20日（木）〜22日（土）に開催される第22戦ラスベガスGPでも『F1 Grid Gigs』が開催されることになっており、象徴的なラスベガス・ストリップ・サーキットでのレースが始まる前に、光の都ラスベガスで世界クラスのアーティストによるパフォーマンスが披露される。