XPB Images

　第2戦サウジアラビアGPのレース後、ホンダのパワーユニットに開幕2戦で起きた問題についての、クリスチャン・ホーナー代表のコメントを引用した記事がヨーロッパのあるメディアに掲載された。

　それによれば、ホーナーは「もちろん、われわれはそれについて心配している」と語り、まるでホンダのパワーユニットの信頼性を不安視しているかのように報じられていた。

　しかし、ホーナーがホンダのパワーユニットに対して疑問を持っているかのような報道は、そのヨーロッパのメディア以外には掲載されなかった。なぜか？　それはホーナーは実際にはホンダの信頼性に対して、不満など持っていなかったからだ。

　じつはホーナーがそのコメントを発したのは、サウジアラビアGPのレース後のミックスゾーンだった。つまり、特定のメディアに発したものではなく、多くのジャーナリストを前にコメントしたものだ。さらに付け加えるなら、ホーナーへ質問したのは掲載したヨーロッパのメディアではなく、ホンダの本社がある日本のジャーナリストだった。その質問はこうだった。

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