【角田裕毅F1第20戦密着】第1スティントでの遅れを取り戻せず入賞を逃す。選手権を争うアルピーヌとの差は25に
2021年11月22日
2021年F1第20戦カタールGPのレース前、ロサイル・サーキットのフロントロウにいた、アルファタウリ・ホンダのジョナサン・エドルズと目があった。予選4番手だったピエール・ガスリーは、日曜日になって予選2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と3番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がそれぞれ予選でのダブルイエローフラッグ無視、黄旗無視によってグリッド降格となったため、2番グリッドに浮上した。
アルファタウリとしては初、前身のトロロッソ時代を含めても、2008年のイタリアGPでのセバスチャン・ベッテル(PP)以来、13年ぶりのフロントロウからのスタート。チームメイトの角田裕毅も8番グリッドにつけ、アルファタウリとしては2台そろって入賞する絶好のチャンスだった。
しかし、1周目にガスリーはフェルナンド・アロンソに、角田はエステバン・オコンと、アルピーヌの2台にオーバーテイクされてしまう。
「第1スティントでのクルマにちょっと問題があって、それでペースが落ちていた」という角田。その後、5周目にセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)に抜かれた角田は、ランス・ストロール(アストンマーティン)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)に迫られ、9周目に立て続けに2台にパスされると、たまらずピットインした。
チームによれば、このとき角田のリヤウイングに捨てバイザーが貼り付いていたという。
ピットインした際にメカニックが問題を対処したという角田は「その後のミディアムタイヤ、ハードタイヤの時は(ペースが)戻りました」と、11周目にはキミ・ライコネン(アルファロメオ)を1コーナーでオーバーテイク。2ストップ作戦で序盤の遅れを取り戻そうと、前を追った。
しかし、この日のアルファタウリのマシンは、ロサイル・サーキットでの速さが十分ではなかった。2番手からスタートしたガスリーも2ストップ作戦を採ったが、ピットロスをコース上の走りで挽回できるほどのスピードがなく、ずるずると後退。終わってみれば、2台ともポイント圏外でチェッカーフラッグを受けるというスタート前には想像もしていなかった結果に終わった。
レース後、ミックスゾーンにやってきたガスリーは「信じられない。今日はアルピーヌが素晴らしい仕事をした」と語った。そして、角田はそのアルピーヌから今年F1に復帰したアロンソが3位になった映像を時折見ながら、メディアの質問に答えていた。
コンストラクターズ選手権5位の座を賭けて、アルピーヌを競い合っているアルファタウリ。残りは2戦しかなくなった。
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 336 |
2位 | ランド・ノリス | 314 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 273 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 237 |
5位 | シャルル・ルクレール | 173 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 125 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 88 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
9位 | アイザック・ハジャー | 39 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 650 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 325 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 298 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 290 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 102 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 68 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |

