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【角田裕毅F1第19戦密着】タイヤのロックが目立った初日。マシンのアンダー傾向が解消されなかった可能性も

2021年11月13日

 2021年F1第19戦ブラジルGPのフリー走行1回目を1コーナーで取材していた。そこで気になっていたのが、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が1コーナーのブレーキングで何度かタイヤをロックさせていたことだ。これは角田だけに見られた症状ではなく、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ニキータ・マゼピン(ハース)など数人のドライバーにも見られた症状だった。その理由をアルファタウリのジョナサン・エドルズ(チーフレースエンジニア)は次のように説明する。

【角田裕毅F1第19戦密着】
2021年F1第19戦ブラジルGP FP1 ターン1でタイヤをロックさせた角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

【角田裕毅F1第19戦密着】
FP1の間、角田は何度かターン1のブレーキングでタイヤをロックさせていた


「インテルラゴスはラップを通したバランスをどう最適化するかが重要となる。というのも、ここではラップの序盤にアンダーステアが出やすく、終盤はオーバーステアになりやすいからだ」


 フリー走行1回目の角田とチームメートのピエール・ガスリーのタイム差は、コンマ5秒。セクター1の自己ベストがガスリーは17.950秒であるのに対して、角田は18.133秒。つまり、セクター1だけでコンマ2秒遅れていた。


 角田が抱えていたアンダーステア傾向は、予選になっても解消されていなかったようで、じつはこの日、角田が自己ベストをマークしたのは、Q1で1回しか行わなかったアタックの1分9秒350だった。このときの角田の各区間のセクタータイムは以下の通り。


【Q1の区間タイム】
17.971秒-35.159秒-16.220秒


 Q2の1回目のタイムは、Q1よりコンマ2秒遅く、1分9秒483で、各セクタータイムはこうだった。


【Q2 1回目の区間タイム】
17.924秒-35.310秒-16.249秒


 セクター1で少し速くなったが、セクター2、3で遅くなって、自己ベストを更新できなかった。さらに最後のアタックでは、1コーナーのブレーキングでまたもタイヤをロックさせただけでなく、セクター3でも自己ベストよりコンマ2秒遅くなり、またも自己ベストを更新することができず、1分9秒515に終わった。


【Q2 2回目の区間タイム】
17.964秒-35.145秒-16.406秒


 つまり、この日の予選の角田は、攻めれば攻めるほど、深みにハマって行った可能性がある。


 3つの異なるキャラクターの区間が存在するインテルラゴス。しかも、全長が短いため、ラップタイムが接近し、わすがなミスも許されない。ルーキーの角田にとって、わすが1時間の練習走行で攻略するのは至難の業だったに違いない。

【角田裕毅F1第19戦密着】
2021年F1第19戦ブラジルGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

【角田裕毅F1第19戦密着】
2021年F1第19戦ブラジルGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第19戦ブラジルGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)



(Masahiro Owari)


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