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レッドブル・ホンダ密着:ハミルトンから順位を守りきったペレス。ルクレールも追い抜き9戦ぶりのダブル表彰台獲得
2021年10月11日
F1第16戦トルコGP日曜日のレース前の段階で、2.5ポイント差でチャンピオンシップ争いを演じていた首位ルイス・ハミルトン(メルセデス)と2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。しかし、この日のレースでライバルであるハミルトンとコース上でバトルを演じたのは、フェルスタッペンではなく、もうひとりのレッドブル・ホンダドライバーであるセルジオ・ペレスだった。
予選で7番手に沈んだペレスには、レースではまだ重要な仕事が残っていた。それは、予選で首位を獲得したハミルトンが4基目のICEを投入したため、10グリッド降格し、レースは11番手からスタートすることになっていたからだ。ひとつポジションが繰り上がって6番手からスタートすることになったペレスは、レース前、こう語っていた。
「チャンピオンだからといってルイスを特別に扱うつもりはない。他のライバルと同じように戦うつもりだ。自分のために可能な限りベストな仕事するだけ。僕は誰に対しても楽をさせるつもりはないよ」
角田裕毅、ピエール・ガスリーのふたりのホンダドライバーをオーバーテイクして5番手まで上がってきたハミルトンの前に立ちはだかったのが、4番手のペレスだった。
30周目にはその差は1秒以内となるが、ここからペレスが魅せた。特に33周目のターン12から34周目のターン1にかけてのバトルは、この日最も白熱したバトルだった。33周目の最終コーナーをアウトから立ち上がったハミルトンは、ペレスよりコントロールラインを1000分の41秒早く通過するが、その後のストレートの加速の良さでハミルトンとサイド・バイ・サイドとなり、ペレスはブレーキングでポジションを取り戻した。
さらにピットストップ後も前を追い、51周目にシャルル・ルクレール(フェラーリ)をオーバーテイク。実力で3位まで浮上し、表彰台に上がった。レッドブル・ホンダのドライバーがふたりそろって登壇するのは第7戦フランスGP以来。ペレスをコース上で完全に抜ききれなかったハミルトンは、その後ピットストップのタイミングを逸し、結局5位でチェッカーフラッグを受けた。
クリスチャン・ホーナー代表もこう言ってペレスを称賛した。
「今日のチェコは最高の仕事をしてくれた。ルイスと激しくホイール・トゥ・ホイールのバトルとなり、ルイスにピットエントリー側へ追い出されながらも、コース上に戻って、続くストレートでのドラッグレースでも一歩も引かなかった」
フェルスタッペンは2位に終わったが、ドライバーズ選手権ではハミルトンを逆転。再びトップに立った。
表彰台でのシャンパンファイト、日本GPをリスペクトして特別にあしらった真っ白なレーシングスーツに身を包んだフェルスタッペンが、最初に駆け寄ったのが同じ真っ白なレーシングスーツを着ていたペレスだった。この光景を鈴鹿で見たかった。
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 336 |
2位 | ランド・ノリス | 314 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 273 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 237 |
5位 | シャルル・ルクレール | 173 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 125 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 88 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
9位 | アイザック・ハジャー | 39 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 650 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 325 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 298 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 290 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 102 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 68 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
第23戦 | カタールGP | 11/30 |

