アストンマーティンF1代表、ベッテルの知識欲に感心「走るパフォーマンスエンジニアだ」
2021年2月8日
セバスチャン・ベッテルは2021年、アストンマーティンに移籍し、自身のF1キャリアの新しい章を開始する。ファクトリーを訪れて作業を始めた彼について、CEO兼チーム代表のオットマー・サフナウアーは、その高いモチベーションと仕事への姿勢に強い印象を受けたという。
「彼は、楽しめるのならレースを続けたいという考えでここに来た」とサフナウアー代表は語る。
「彼にとって“楽しい”というのは、高い競争力を発揮できるということだ。懸命に仕事をし、マシンからすべてのパフォーマンスを引き出し、チームに可能なことを達成し、そのなかで大きな役割を担うということを意味する」
「彼は意欲にあふれている。彼とランス(・ストロール)は素晴らしいパートナーになるだろう。セブ(ベッテル)は非常に経験豊富なドライバーだ。33歳の今、まだ全盛期は過ぎていない。ランスははるかに若く、学びの途上にあるが、天性の速さを持っている。この組み合わせは我々チームに非常に適していると思う」
フォース・インディアからレーシングポイント、アストンマーティンへと名称を変えてきたチームの歴史のなかで、ドライバーたちは緊密に協力し合って作業に取り組み、チームとマシンから最大限の力を引き出し、いくつもの好結果を挙げてきた。
「エステバン(・オコン)とセルジオ(・ペレス)は(2017年と2018年には)ときにコース上で衝突するもあったが、舞台裏での彼らはすべてのデータを共有し、ともに作業をし、週末の間休むことなくマシンから最高の力を確実に引き出そうとしていた」とサフナウアーは振り返った。
「そうしたことをセブとランスも続けていくだろう。私はそれに期待している。ランスはセブから学ぶことができるし、セブもランスから学んでいける。なぜならランスはこのチームでのキャリアは長いからだ。ランスは昨年のマシンで走った経験があり、その特性をセブよりも理解している。私はこのペアに非常に期待している」
ベッテルはトロロッソ、レッドブル、フェラーリでF1キャリアを築いてきた。昨年、低迷するフェラーリで非常に苦戦したベッテルが今も速さを失っていないという確信は持てるのか、という問いに対し、サフナウアーは「それは昨年の彼のシーズンを考えると、至極もっともな質問だ」と答えた。
「だが、33歳でF1マシンを速く走らせる方法を忘れることはないと、私は考えている。彼が走り方を忘れているはずがない。仕事への意欲は間違いなくある。優れたパフォーマンスを発揮したいという強い気持ちを持っているのだ。今年、彼と一緒に働き始めて、それを知った」
サフナウアーは、ベッテルがエンジニアリングの専門知識に強い関心を示していることに驚いている。ベッテルは、マシンへの理解を深めるため、マシンのパフォーマンスとデータ分析、セットアップ等を担当するパフォーマンスエンジニアと同等の知識を得ようとしているようだと彼は言う。
「彼は的を射た質問をいくつもしてくる。知識を求めているんだ。あるエンジニアは彼のことを、走るパフォーマンスエンジニアだと表現していた。パフォーマンスエンジニアは、マシンのパフォーマンスのあらゆる側面を詳細にわたり理解しなければならない。セブは彼らと同等の知識を得ようとしているのだ」
「セブはそれについて多くのことを知りたがる。素晴らしい特性だ。セブはそうして得た知識を我々チームにもたらしてくれる。彼は本当に意欲的で、再びF1を楽しみたいと言っていた。彼にとって“楽しむ”とは、高い競争力を発揮することを意味している」
(Grandprix.com/autosport web)
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1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 650 |
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3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 298 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 290 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 102 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 68 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
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