F1撤退をちらつかせるフェラーリに「パートナーシップにも限界はある」と、ロス・ブラウン
2017年12月12日
F1のスポーツ部門を統括するロス・ブラウンは、F1からの撤退をちらつかせるフェラーリへの対応について語った。
ブラウンとチームは2021年以降の新パワーユニット規約について話し合いを重ねてきたが、ブラウンの提案に複数チームが反対。中でもフェラーリの反発は、非常に激しいものだった。
「彼らの反応には、とても驚かされた」と、アウト・ビルド誌のインタビューでブラウンは語っている。
「ミーティングを重ねる中で、進むべき方向性は明らかになったと思っていた。新エンジンが目指すべきゴールに関しては、全員が満場一致で同意していた。われわれの提案した新規約は、それに基づいたものだったのだ」
ブラウンは今の不協和音を、そのままにするつもりはないという。
「現状はレストランに行って、前菜はこれでいいがメインは違うものがいいと、各自が勝手に言い合っているようなものだ」
「なので今、新たな話し合いを行っている。マニュファクチャラーが有効なアイデアを提案してくれれば、われわれは完全にオープンな姿勢でそれに臨む。しかし現在のパワーユニットを使い続ける選択肢だけはない」
F1の新オーナーであるリバティ・メディアの調査によれば、F1ファンの60〜70%がより音量の大きい、見応えのあるエンジンを望んでいるという。そして現在の規約のままでは、新規メーカーの参入も見込めない。
フェラーリの撤退に関しても、「単なる脅しだ」とブラウンは見なす。
「もちろんわれわれはフェラーリを失うことを望んでいない。フェラーリはF1から恩恵を受けてきたし、F1もフェラーリなしでは成り立たない。しかしすべての提携関係には、限界がある」
「問題はフェラーリがどこまで受け入れられるのか。われわれがどこまで許容できるのかということだ。全員をF1につなぎ止められるような解決策を、考え出したいと思う。何よりも、F1を象徴するチームを失いたくはない。彼らはF1の重要な一部であり、彼らの意見は十分に尊重したい」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(Translation:Kunio Shibata)
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3位 | マックス・フェルスタッペン | 273 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 237 |
5位 | シャルル・ルクレール | 173 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 125 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 88 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
9位 | アイザック・ハジャー | 39 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 650 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 325 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 298 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 290 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 102 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 68 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

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