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F1 Topic:インディ500に万全の体制で臨むマクラーレン・ホンダとスペイン・メディア

2017年5月16日

 F1スペインGPが終了し、マクラーレン・ホンダのドライバーはちょっとしたシャッフル状態となる。フェルナンド・アロンソがインディ500のために渡米、モナコGPに向けてジェンソン・バトンがF1チームに合流する。


 ただし、モータースポーツは、ドライバーがひとりだけではレースはできない。それぞれをサポートするスタッフが必要になる。まずインディ500へ挑戦するアロンソをサポートするのは、マクラーレン・テクノロジー・グループのCOOを務めるジョナサン・ニールとエグゼクティブ ディレクターのザク・ブラウンだ。


 またF1でチーム広報として主にアロンソを担当しているイタリア人広報のシルビア・ホッファーも帯同することが決まっている。ブラウンとホッファーはすでにスペインGP前に行われたテスト走行時にも現地へ飛び、アンドレッティチームと一緒に仕事している。


 もちろん、毎戦アロンソとともに仕事している専属のフィジオ(理学療法士)とマネージャーもインディ500期間中はつきっきりでアロンソをサポートする。


 それだけではない。スペイン・メディアも大挙をなしてインディアナポリスを目指す。あるスペイン人ジャーナリストによれば、その数はテレビ局のスタッフを除いても10人を上回るという。ちなみにロシアGPに来ていたスペイン人記者の数は2人だったというから、現在のスペイン・メディアがいかにF1よりインディ500に興味を抱いているかがわかる。


 一方、そのアロンソが不在の間に、マクラーレン・ホンダのマシンに乗ってモナコGPを戦うのが、バトンだ。昨年までアロンソのチームメートとして、マクラーレン・ホンダでレースしてきたバトンだけに、アロンソのインディ500に比べれば、こちらの復帰は比較的スムーズ。あるエンジニアは「数回シミュレーターに乗れば、充分だろう」と語っていた。

昨年までバトンを担当していたレースエンジニアのトム・スタラード
昨年までバトンを担当していたレースエンジニアのトム・スタラード

 ただし、1つ気になることがある。それはレースエンジニア。というのも、昨年までバトンを担当していたレースエンジニアのトム・スタラードは今年からストフェル・バンドーンの担当となっているため、モナコGPでバトンの担当となるのは、現在アロンソを担当しているマーク・テンプルになる。ところが、テンプルはレースはもちろん、テストも含めていままで一度もバトンと仕事をしたことがないのだ。


 もちろん、それは担当として一緒に仕事をしたことがないという意味で、チームとして行うエンジニアリングミーティングでは一緒に仕事しているわけだが、ドライバーとレースエンジニアの関係というのは、私たちが想像している以上に密接な関係であり、相性がとても重要となることがあるので、こればかりは一緒に仕事をやってみるまではわからない。


 果たして、バトンとテンプルはモナコGPの週末でその距離をどこまで縮められのか。モナコGPでは、彼らの無線にも注目したい。



(Masahiro Owari)


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