F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1メカUPDATE:新型リヤウイング導入も、マレーシアで苦戦したトロロッソ

2016年10月3日

 シンガポールGPの予選で2台そろってQ3へ進出したトロロッソ。曲がりくねった市街地コースでダウンフォースがしっかり出ていることを証明した。 


 しかし、マレーシアGPは約1kmのストレートが2本あり、コーナーも中高速スピードタイプがすべてのセクターに存在しており、パワーユニットの馬力と空気抵抗を発生させることなくダウンフォースを生む効率の良いエアロダイナミクスが必要される。特に11チーム中、唯一、1年落ちのパワーユニットを使用しているトロロッソは、できるだけパワーを犠牲にすることができない。


 マレーシアGPに持ち込んだトロロッソのリヤウイングは、まさにそれを狙ったものだった。メインフラップの中央部分が盛り上がり、翼端板へ向かって垂れ下がったアンヘドラル形状となっており、マシンの中心線を通る高速の空気流をマシン後方へ逃がしつつ、翼端板側ではダウンフォースを発生させようという狙いがあると思われる。


 しかし、開発がストップしてしまった昨年型のフェラーリのパワーユニットで、マレーシアGPを戦うのは厳しかった。予選では2台そろってQ2に進出するのがやっとで、予選は15位と16位に終わった。


「はっきり言って、今日はチームメートと2人だけで戦っていたようなものだった。ここではクルマのスピードがないとライバルたちと戦えないからね」(クビアト)


「コースレイアウトが僕たちに向いていないことはわかっていた。でも、2週間前の予選で6番手だったのに、ここでは16番手というのは結構きついね。しかも、僕はアタック中、ほぼ全開だったのにね」(サインツ)



(Text : Masahiro Owari)


レース

10/3(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
10/4(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/5(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ336
2位ランド・ノリス314
3位マックス・フェルスタッペン273
4位ジョージ・ラッセル237
5位シャルル・ルクレール173
6位ルイス・ハミルトン125
7位アンドレア・キミ・アントネッリ88
8位アレクサンダー・アルボン70
9位アイザック・ハジャー39
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム650
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム325
3位スクーデリア・フェラーリHP298
4位オラクル・レッドブル・レーシング290
5位ウイリアムズ・レーシング102
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム68
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム46
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号