【】アロンソのコンポーネント交換は「スパでの投入が最適と考えて」実施。“戦略的”なPU使用を実現/F1 Topic
7月21日
2026年F1第10戦ベルギーGPのレース後、日本のあるメディアがヨーロッパの報道を引用する形で、ホンダのパワーユニット(PU)に関する記事を掲載した。
それによれば、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が、「パワーユニットを交換したのは戦略的ではなく、パーツが不足したからだ」と語ったという。

アロンソは土曜日にエナジーストア(ES)とコントロール・エレクトロニクス(CE)を交換して、レースを最後尾からスタートしていた。レース後、アロンソをはじめF1ドライバーは、表彰台に上がった3人以外は全員ミックスゾーンでの取材しか行わない。そこでベルギーGPのレース後のアロンソのコメントを確認したが、該当する音声は確認されなかった。
アロンソがスパでレース後に語ったコメントで、パワーユニットに関するものは次のとおりだ。
「チーム、特にエアロ担当やエンジン担当のスタッフにとって、(今日のレースで)何かデータを得られればいいと思っている。そうすれば、土曜日にバッテリー関連でいろいろ調整してくれたり、新しい部品もいくつか導入してくれたから、それらのコンポーネントすべてにとっていいテストになって、次の週末に向けて準備が整うことを願っている」
今回の件に関して、レース後、ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイドゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアに事実関係を確認したところ、次のように語っている。

「現在のプール内のバッテリーの状況から、ここで(新しいコンポーネントを)投入することが最適と考え投入しました」
ホンダは前半戦で特に振動問題によって、ESとCEにダメージを負ったことは事実。そのため、その後のシーズンを可能な限りペナルティを受けることなく戦うには、戦略的にパワーユニットを使用していくしかない。F1の世界で「パーツ不足」と「戦略的交換」は決して背反するものではなく、ある意味、同意義なのである。
つまり、ベルギーGPでホンダがアロンソのコンポーネントを交換したのは、パワーユニットにトラブルが起きたためではなく、戦略的交換だった。これはアロンソだけでなく、ランス・ストロール(アストンマーティン)も同様だ。
「実際それ以降、どんどんパフォーマンスが上がっていくので、そのための準備です」
私が確認する限り、ベルギーGPのレース後にアロンソはホンダのパワーユニットを非難はしていない。

(Text : autosport web)

