【】ハミルトン落胆「言葉が見つからない。ここ数戦の素晴らしい感触が消え失せた」メルセデス/F1第14戦金曜
7月27日
2024年F1ベルギーGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=5番手/フリー走行2=10番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=4番手/フリー走行2=6番手だった。
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、「今日はマシンに苦労したので、明日に向けてどうすれば改善できるか、今夜調べていく」と語った。
「特定のコーナーではなく、フルスピードの速度域でタイムを失っている。さらにロングランも望んでいるレベルではない。これはどちらもバランスとグリップの欠如に関係している」
FP2で10番手だったハミルトンは、ソフトタイヤ装着時、コーフオフやトラフィックなどによって、タイヤが良い状態の時にタイムを出すことができなかったということだ。
FIAのマシンアップデートリストによると、メルセデスは今回、ディフューザー、フロアエッジ、ビームウイング、フロントウイング、ヘイローを変更している。
FP1開始時、FIAは、メルセデスがラッセルのパワーユニット(PU)に新しいエキゾーストシステム(シーズン3基目)を入れたことを発表した。規則で認められている基数内であり、ペナルティは発生しない。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=5番手(1分44秒279:ソフトタイヤ/21周)/フリー走行2=10番手(1分43秒519:ソフトタイヤ/25周)
マシンが強力だとは特に思えず、今日は僕たちにとってベストな一日にはならなかった。FP1はそれほど良くなかったため、FP2に向けていくつかの変更を行った。最初なバランスが改善して良い感触を持った。でもソフトタイヤを履くと苦戦した。
全体的には改善していることは間違いないが、同時にライバルたちも一歩前進している。今夜、タイム向上を目指して作業を行う。
明日はウエットコンディションになるかもしれず、変化がもたらされるのは良いことだ。雨が降れば、可能性が多少開けるかもしれないから、それをうまく利用できればいいね。土曜日に何が起こるのかを見てみよう。
(走行後にメディアに対して語り)とてもひどい一日だった。言葉が見つからない。この2戦ほどは素晴らしいフィーリングを持っていたのに、今日はそれとは完全に違う状態になっていた。(マクラーレンから)1.2秒も遅いのは良くないね。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=4番手(1分44秒225:ソフトタイヤ/23周)/フリー走行2=6番手(1分43秒290:ソフトタイヤ/24周)
スパ・フランコルシャンは素晴らしいサーキットだ。ここをプッシュして走るのは本当に楽しい。路面が再舗装されたので、今年はより速くなった。
ラップタイムを見つけるために、今夜作業に取り組む必要がある。マクラーレン勢とマックス・フェルスタッペンのレッドブルは、今日、僕たちより一歩先を行っていたようだ。データを精査し、ブラックリーのシミュレーターで作業し、少しでも前進して、彼らに近付ければいいね。僕たちにはそれができると信じている。
それができれば、明日は間違いなくかなり違う一日になるだろう。天気予報では明日は雨になるといわれている。そうすると、混戦になる要素がまたひとつ加わるわけだ。
今まで、僕たちが良い金曜日を送って、土曜日になるとライバルたちが追いついてくる、というパターンが何度もあった。今週末は逆に僕たちが追いつけるといいよね。
(autosport web)
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