2024年F1第3戦オーストラリアGP 角田裕毅(RB)が8位でフィニッシュした後、記念撮影をするチーム

【】角田裕毅7位「日本のファンに希望を持ってもらえる結果を出せた。このマシンで鈴鹿初入賞を目指す」/F1第3戦

3月24日

 2024年F1オーストラリアGP決勝で、RBの角田裕毅は7位入賞を果たし、6ポイントを獲得した。チームが入賞したのは今季初。これによりRBはコンストラクターズ選手権6位に浮上した。

 8番グリッドからミディアムタイヤでスタートし、ハードからハードにつなぐ2回ストップで走行。1周目にランス・ストロール(アストンマーティン)の後ろに下がり、9番手に下がったが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のリタイアで8番手に復帰。9周目のピットインの後、セカンドスティントは12番手を走行。ルイス・ハミルトン(メルセデス)のリタイアと他車のピットストップで、9番手に上がったところで、36周目に2回目のピットストップを実行した。10番手でコースに復帰した後、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)を抜いて9番手を走行していたが、最後から2周目にジョージ・ラッセル(メルセデス)がリタイアしたことで8位でフィニッシュした。

 レース後、6位のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がペナルティで降格されたため、角田の順位は7位に繰り上がった。

角田裕毅(RB)とルイス・ハミルトン(メルセデス)
2024年F1第3戦オーストラリアGP 角田裕毅(RB)とルイス・ハミルトン(メルセデス)

■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=7位(58周/58周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

角田裕毅(RB)
2024年F1第3戦オーストラリアGP 角田裕毅(RB)

 ついにトップ10圏内でフィニッシュすることができました! チームは間違いなくこの結果に値します。僕もとてもハッピーです!

 今週末を通して僕たちはとても安定していて、マシンの感触は最初から良かったです。そのため、中団でのタイトな戦いでポイントを獲得するために必要だったのは、すべてをうまくまとめて、クリーンなレースをすることでした。それを今日達成することができたのです。

 僕たちはひとつもミスをしませんでした。チームと僕にとって、この自信を維持して今後のレースに臨むことが重要です。

 クリーンなレースをするというのは簡単そうに聞こえますが、過去2戦は僕たちにとってフラストレーションがたまるレースでした。それだけに、生産的な再構築をした後に、今日8位でフィニッシュできたことは(注:レース後に7位に昇格)、間違いなく価値のあることでした。

 チームは素晴らしい仕事をしてくれました。毎レース、チームが大きく改善しているのを感じます。去年のメルボルンの時のマシンと今年のマシンの違いは印象的です。僕たちはこのマシンに膨大な労力を注いできて、その努力が間違いなく実を結びました。

 正直言って、他のチームがペースをかなり上げていたため、レースは楽ではありませんでした。それでも自分たちのパフォーマンスとチャンスを最大限に生かすことができたことに満足しています。それから、(クラッシュを喫した)ジョージが無事だったと聞いてうれしいです。

 日本に向かう前に、このような週末を過ごすことができたのは素晴らしいことです。良い結果を出すことができたのでなおさらです。少なくとも日本のファンに少し希望を持ってもらうことができます。僕はホームグランプリでポイントを獲ったことがありませんが、マシンの調子が良さそうなので、今年もう一度挑戦してみます。

 毎週、自分自身をリセットしています。僕たちのマシンは昨年とは違って、とても安定しているので、それは強みだと思います。僕自身は、これまでのレースから学習し、チームを助けるために何をもっと良くできるかに集中しています。これから分析し、リセットして、日本でまたプッシュしていきましょう。

●鈴鹿サーキットで初めての春開催、4月7日決勝のF1日本GP、チケット販売中https://www.suzukacircuit.jp/f1/)



(autosport web)