
【】フィニッシュ直前に2位をもぎ取ったルクレール「SCで勝機を逃した」フェラーリはキャリア最高の走りと称賛/F1第22戦
11月20日
2023年F1ラスベガスGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールはポールポジションから2位を獲得した。
ルクレールはスタート直後、2番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)からコース外に押し出される形になり、2番手に落ちた。レース中盤にセーフティカーが出動する5周前にタイヤ交換を済ませていたルクレールは、フェルスタッペンとは異なり、ステイアウトし、1ストップ戦略を採り、トップに立った。
その後、ルクレールはライバルたちより古いタイヤで戦わなければならず、セルジオ・ペレス(レッドブル)と首位争いをした後に37周目に2番手に落ち、43周目にはフェルスタッペンに抜かれて3番手となった。終盤はフェルスタッペンにかわされて2番手に落ちたペレスと再びポジション争いをし、最終ラップのターン14でオーバーテイクを決めて、0.171秒差で2位をつかんだ。
フェラーリF1チーム代表フレデリック・バスールは、「今日のシャルルは、キャリアのなかでもベストのひとつと言っていいほどの走りを披露した」とルクレールを褒め称えた。
カルロス・サインツは6位を獲得、フェラーリは、コンストラクターズ選手権において2位メルセデスとのポイント差を4ポイントにまで縮めて、最終戦に臨むことになった。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=2位(50周/50周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
今日僕はすべてを出し切って戦ったし、チームはレースを完璧に遂行してくれた。だから自分たちのパフォーマンスに満足している。
ついてないことに、セーフティカーが出動する5周前にピットストップを済ませてしまっていた。リスタートでは、ユーズドのハードタイヤに再び熱を入れるのが難しくて苦しんだ。それが、フレッシュタイヤのマックスとチェコにとってアドバンテージになり、僕たちは勝利を逃す結果になった。
そうはいっても、素晴らしいバトルをして、アドレナリンが大量に出るような、エキサイティングなレースだった。
この週末がうまくまとまり、初のF1ラスベガスGPがドライバーとファンにとってエキサイティングなものになったことをうれしく思う。来年また戻って来るのが楽しみだ。
(autosport web)
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