
【】アルボン「ペレスが飛び込んできたのはあまりにも楽観的な判断だった」ウイリアムズ F1第16戦決勝
9月19日
2023年F1第16戦シンガポールGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは11位、ローガン・サージェントは14位でレースを終えた。
■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=11位(62周/62周)
8位には入れたはずだ。いい位置を走っていて、戦略も文句なしだったからね。だいたいあのあたりでセーフティカーが入ると予想して、その場合に備えて新品のミディアムを温存していたんだ。レースではそれが見事に功を奏した。僕はとてもいいレースをして、混み合った集団の中で徐々に順位を上げて9番手につけ、前を行くリアム(・ローソン)に迫りつつあった。
そして、あと2周もあれば抜ける可能性が高かったのに、そこでチェコ(セルジオ・ペレス)と接触してしまった。僕に言わせれば、あそこで彼が飛び込んできたのは、あまりにも楽観的な判断だったと思う。しかも、結果としてポイント圏外に落ちたのは僕の方だった。
■ローガン・サージェント(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=14位(62周/62周)
たったひとつのミスが大きく響いた。クルマのパフォーマンスは相対的に悪くない感じだった。実際、後半の2スティントは自分でも誇りに思うよ。決してあきらめず、順位を挽回して結果につなげようと全力を尽くした。もう一度セーフティカーが出動していたら、どうにかなったかもしれない。ペースという点では悪くないレースだったし、週末全体を通じても同じことが言える。僕に必要なのは小さなミスをなくしていくことだ。とても僅差の争いの中にいるからね。
最初のスティントでもフィーリングは良かった。グリップが徐々に落ちていくのが感じられて、もう少しでピットストップを迎えることも分かっていた。それだけに、あと1周か2周というところで、あのミスをしてしまったのが残念だ。あれがなければ、まるで違うレースになっていたかもしれない。とはいえ、このパッケージの実力を考えれば、まずまずの週末を過ごせたのはボジティブなことと言っていいだろう。次の鈴鹿を楽しみにしているよ。
(autosport web Translation:Kenji Mizugaki)
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