【】ローソン、9位でF1初入賞「マシンのパフォーマンスをすべて引き出すことができた」アルファタウリ/F1第16戦
9月18日
2023年F1シンガポールGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリのリアム・ローソンは9位を獲得、F1参戦3戦目にして初入賞を達成した。
スタートで10番手から12番手に順位を落とした後、41周目にポイント圏内に復帰。一時は8番手を走行したが、50周目にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に、60周目にセルジオ・ペレス(レッドブル)に抜かれ、10番手に落ち、ジョージ・ラッセル(メルセデス)のリタイアで、9番手に繰り上がった。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、ローソンのレースについて、次のように語った。
「スタートし、レースが落ち着いた後、リアムはハースの後ろの“トレイン”の中で走り、ピットウインドウがオープンするのを待った」
「セーフティカーが出動した時、多数のマシンと共に、我々もリアムをピットに入れ、(ミディアムから)ハードコンパウンドに交換した。(ニコ・)ヒュルケンベルグの前に出たものの、(オスカー・)ピアストリの後ろに落ち、再びトレインの中で走ることになったが、ステイアウトしていたマシンがピットに入ると、入賞圏内へとポジションが上がった」
「その後、リアムはタイヤを非常にうまく管理し、可能な状況ではアクションを起こし、一貫したラップタイムを刻んだ」
「何台かに対してうまくポジションを防御し、ポイント圏内にとどまるために力強い動きを見せ、マシンを持ち帰った。彼はF1初ポイントにふさわしい仕事をしたといえる」
「ファエンツァとビスターのファクトリーの全員が、今回のアップデートを提供するために全力で取り組んだ。今夜、ポイント獲得という結果を出したことは、ファクトリーとトラックサイドのスタッフ、ドライバーたちの大きな努力に対する素晴らしい報酬になる」
「非常に忙しい週末を過ごした後、いまは日本に行くのを楽しみにしている。今回のアップデートと今後導入するエアロパーツからパフォーマンスを引き出し、また次のステップに進みたい」
■リアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=9位(62周/62周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
もっと多くのグランプリに出場して、準備を整えた状態でシンガポールGPに臨めればよかったが、チャンスは訪れたときにつかんで、しっかりそれを生かす必要がある。今、僕が心がけているのは、まさにそのことであり、今日は素晴らしい一日だった。
今日のレースには満足している。全力を尽くせたと断言できる。マシンのパフォーマンスを最大限引き出せたと思うからね。
スタートに関しては、改善のために見直す必要がある。2戦続けて、スタートでポジションを落としたんだ。そうすると、レースがより難しくなってしまう。
スタートの後は、トラブルに巻き込まれることなく、クリーンに走り続けることができた。ペースに苦しみながら、自分のツールを最大限活用し、すべてのパフォーマンスを引き出そうとするのは楽なことではない。今日のレースは身体的に厳しいものだった。
でも最終的に2ポイントを獲得することができて本当にうれしい。
(autosport web)
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