
【】アルボン「早めのピットインでクリーンエアを得て、タイヤを慣らしアンダーカットできた」ウイリアムズ F1第12戦決勝
7月25日
2023年F1第12戦ハンガリーGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは11位、ローガン・サージェントは18位でレースを終えた。
■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=11位(69周/70周)
11位は思ってもいない結果だった。かなりディフェンシブなレースになったけど、それは得意とするところでね。まず、いいトラックポジションを得られたし、それ以降も決して悪くなかった。ここへ来る前から、コース特性がこのクルマに向いていないことは承知していて、予選順位も本来のペースに即したものだった。ここではクリーンエアで走ることがとても重要だ。
そして、早めにピットに入ってクリーンエアを得た後も、しばらくの間は控えめなペースでじっくりタイヤを慣らしていったんだ。だから、そこからペースを上げて他のクルマをアンダーカットできたし、その後もグリップはそれなりに残っていて、背後からの攻撃に耐えることができた。
ここへ来ると、僕らのクルマの弱点である領域があらわになる。それゆえに、クルマのフィーリングは決して良くなかったものの、コース上で戦うことはできた。レースでの11位フィニッシュ、予選ではあと少しでQ2へ行けたことは、とても良い兆しだ。このクルマの弱点さえ解消できれば、どんなサーキットでもいい位置を争えるようになるだろう。
■ローガン・サージェント(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=18位DNF(67周/70周)
率直に言って、満足できる内容のレースだった。戦略面では、ちょっとアンラッキーだったけどね。最初のピットストップに時間がかかって、かなり大きなタイムロスを抱えてしまった。ただ、このコースが僕らのクルマにはまったく向いていないことを考えれば、全体的なペースはむしろ良かったと言ってもいい。ここでアレックス(・アルボン)は、ポイント圏内のドアをノックするところまで行くことができた。彼のパフォーマンスは、このクルマの長所が活きるはずのスパに向けて、大いに気持ちを奮い立たせてくれるものだ。
(autosport web Translation:Kenji Mizugaki)
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