【】角田裕毅、入賞圏内まで1秒差の11位「ポイントに届かず悔しい」チームはグリップ不足の解決を誓う/F1第1戦
3月6日
2023年F1バーレーンGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は11位だった。14番グリッドから3回ストップで走り、終盤は11番手を走行。10番手を走るアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)の後方1秒以内まで迫るが、最終的には1.096秒差の11位となり、ポイント圏内に入ることができなかった。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、「裕毅とニック(・デ・フリース)は、決勝の最初から最後まで素晴らしい仕事をした」と一日を振り返った。
「彼らはタイヤをうまく管理して走り、ピットウォールに対して優れたフィードバックを提供し、良いパフォーマンスを発揮した。AT04は今回も高い信頼性を示したので、それはポジティブなことだったと思う。裕毅はポイント圏内に入るために戦い、ニックも堅実なラップタイムを記録した。しかし我々にはグリップが不足していた。この限界に対処するための鍵は空力開発なので、そこに焦点を当てていく」
「シーズン開幕戦が終わったが、空力開発レースは勢いを維持して続けられる。空力および製造グループは、パフォーマンスを進歩させるために、次々にアップデートを入れていくことに集中している」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=11位(57周/57周)
14番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード→ソフト
レースペースは予想していたより良かったですが、あと少しのところでポイントに届かなかったことがとても悔しいです。スタートは決定的な瞬間で、ウイリアムズの後ろに落ちてしまいました。僕たちが挑むには、彼らのストレートラインスピードは強力すぎて、オーバーテイクすることができませんでした。
自分のタイヤマネジメントには満足しています。ただ、思っていたよりも苦労しました。プッシュしようと思うとタイヤがオーバーヒートし始め、そのためにスライドしてリヤを失い始めたのです。
次戦サウジアラビアから、常に中団で戦えるようになるため、マシン開発に関してやるべきことはまだたくさんあります。僕たちは高速パフォーマンスに苦しんでいたので、サウジでは苦労するかもしれませんが、チームと僕は、ポイント獲得を目指し、マシンからスピードを引き出すことができるようになると信じているので、引き続きポジティブに考えています。
(autosport web)
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