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【F速プレミアム】優秀なドライバーでもF1に昇格できないスーパーライセンスの難題/スペイン人ライターのF1コラム

10月14日

 アルピーヌへの移籍が発表されたピエール・ガスリー。代わりにアルファタウリへのシート獲得が噂されていたインディカードライバーのコルトン・ハータはスーパーライセンスを獲得できずシートを逃すことになってしまった。F1に値する有望なドライバーと目されていたハータの障害となったものは何だったのだろうか。スペイン在住のフリーライター、アレックス・ガルシアがスーパーライセンスの問題点を語る。

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 F1は1年のなかでもかなりにぎやかな時期を乗り切ったのではないだろうか?前回も触れたように、今年の「シリーシーズン」は非常に活発であり、多くのドライバーが2023年に空いているあらゆるシートを選んできた。アルピーヌはふたつ目のシートにピエール・ガスリーを迎え入れる決断をし、アルファタウリはガスリーの後任としてニック・デ・フリースと契約した。

XPB Images

 今年の夏のある時点では、多くの人たちがこれらシートのうち2シートを誰が獲得するか簡単に推測できると考えていた。ガスリーはレッドブルから自由になってアルピーヌに行き、インディカードライバーのコルトン・ハータがアルファタウリでガスリーのシートを獲得する。基本的にレッドブルは満足のいく後任が見つからない限りガスリーの放出を望んでいなかったが、彼らは後任を見つけたかに思えた。そして多くの人々は、ハータがF1に参戦できるようにスーパーライセンス規則に特例が設けられるという兆候を見ていたのだ。


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