2022年F1第17戦シンガポールGP セルジオ・ペレス(レッドブル)が優勝

【】ペレス、見えない努力で手繰り寄せた今季2勝目「今日の走りを誇りに思う」ペナルティに備え終盤は猛プッシュ/F1第17戦

10月3日

 2022年F1シンガポールGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは今季2回目、キャリア4回目の勝利を飾った。

 2番グリッドからスタートでトップに立ち、全ラップをリードして優勝。セーフティカー出動時に、10車身以内の距離を保たなければならないという規則を2度にわたって破ったと判断され、レース後に、ひとつめの違反には戒告処分(ドライビング)、ふたつめの違反には5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科された。しかし2位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に7.595秒のギャップを築いていたため、ペレスは勝利を維持することができた。

2022年F1第17戦シンガポールGP セルジオ・ペレス(レッドブル)が優勝
2022年F1第17戦シンガポールGP セルジオ・ペレス(レッドブル)が優勝

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位
2番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム

 自分にとってもチームにとっても喜ばしい勝利だ。僕にとって大きな意味を持つ結果だよ。この2戦、表彰台に上れずにいたが、外部の人からは見えないところで懸命に取り組みを続け、大きな動きをしていた。今日のパフォーマンスを心から誇りに思う。

 心理的に厳しいレースで、最初から最後まで常に気を引き締めていなければならなかった。ものすごくトリッキーなコンディションだった。こういうコンディションで走ることがどれだけ難しいか、人々は過小評価している。最終セクターを抜けるのは本当に大変だった。

 セーフティカーに関してミスコミュニケーションがあったと思う。彼(セーフティカーのドライバー)は僕がついていけない場所で速く、僕が速く走れる場所で遅かった。ウエットの路面をスリックで走り、タイヤの温度を保とうとしていた。それは簡単なことではない。審議対象になったと言われて、シャルルとのギャップをできる限り拡大するために、最後の15周を予選ラップのようにプッシュした。

2022年F1第17戦シンガポールGP セルジオ・ペレス(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)
2022年F1第17戦シンガポールGP セルジオ・ペレス(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)



(autosport web)