【】フェルスタッペン、フロア破損で優勝争いから脱落「レーシングライン上にデブリが落ちていた。本当に不運」/F1第10戦
7月4日
2022年F1イギリスGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは7位でフィニッシュした。
2番グリッドのフェルスタッペンは、ソフトタイヤを選び、スタート直後にトップに立つことに成功したが、直後に多重クラッシュが起きたためレースは赤旗中断に。リスタートには元のグリッドが採用され、再び2番手からのスタートになった。2回目のスタートではミディアムを選択し、ポジションキープでレースを進め、トップを行くカルロス・サインツ(フェラーリ)がミスをしたため、10周目に首位に立った。
しかし12周目にフェルスタッペンは突然ペースを落とし、パンクを疑い、ピットイン。これによって6番手に落ちた。タイヤ交換後も不調は直らず、フェルスタッペンは「マシンは100パーセント壊れている」とチームに訴えた。チームによると、フェルスタッペンはフロアにダメージを負って、パフォーマンスが大幅に低下した状態だったということだ。フェルスタッペンは速さを出せないまま走り続けるしかなく、苦しいレースになったが、7位を獲得し6点を稼いだ。ドライバーズランキングでは依然として首位を守っている。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=7位
2番グリッド(リスタートでも2番グリッド)/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム→ハード→ソフト
マシンにダメージを負っていたことを考えれば、7位は良い結果だと思う。チェコが表彰台に上って、チームとしてたくさんのポイントを稼ぐことができた。もちろんもっと良い結果を期待していたが、今日は単純に不運な一日だった。
大きなデブリにヒットしたんだ。カーボンだと思う。マシンバランスが悪化し、ひどいオーバーステアで、パンクしたみたいに感じた。運転しづらかったから、なんとか良い空力バランスを見つけようとしたが、難しかった。
アレックス(アレクサンダー・アルボン)が(クラッシュの後に)予防的検査を受けていると聞いた。何もないことを願っている。ああいうことが起こるのを目にするのはいやなものだ。今日はまたヘイローが安全性を大幅に向上させたことが証明されたと思う。ヘイローがなければ周冠宇の状況は変わっていただろう。
(『Sky Sports』に対して、マシンのダメージについて説明し)カルロスがミスをしたことでトップに立ったが、その数コーナー後にレーシングライン上にデブリが落ちていた。そこに来た時に、左や右に大きく曲がることができなかったので、まっすぐ突っ切ることにした。通常ならデブリはどこかに行ってしまうのに、今回はフロアに入り込んでしまって、左側を完全に破壊した。
(autosport web)
マックス・フェルスタッペン関連記事
- フェルスタッペンがF1中国GP初優勝。セーフティカー出動も2位に13秒以上の差「ペースや一貫性、すべてに満足」
- レッドブル100回目のポールをフェルスタッペンが獲得「今日は狙っていた。ワンツーで記録を飾り最高の日に」F1中国GP
- フェルスタッペン、トラックリミット違反を繰り返し4番手「雨ではマシンが機能しなかった」/F1中国GPスプリント予選
- 王者フェルスタッペンの戦い:フリー走行での苦戦を素直に認める「セットアップで自分の考えを押し通したけど……」
- F1日本GP技術解説:レッドブルの大型アップグレード(2)開口部の形状を変更。追求し続ける冷却と空力効率のバランス
- フェルスタッペン今季3勝目「すべてがうまくいった。日本のファンとホンダの前で勝てて嬉しい」レッドブル/F1日本GP