2020年までルノーF1のチーム代表を務めていたシリル・アビテブール

【】3分で読むF1ココだけの話:F1首脳陣の移籍が活発化。アストンマーティンF1を離脱したサフナウアーの行き先は?

1月19日

 1月上旬にアストンマーティンが、チーム代表を務めていたオットマー・サフナウアーの離脱を発表。中旬にはアルピーヌが、エグゼクティブディレクターを務めていたマルチン・ブコウスキーの離脱を発表した。

 しかし、F1界のチーム首脳陣に関するニュースは、もう少し続きそうだ。というのも、アストンマーティンが、後日サフナウアーの後任として、BMWのモータースポーツ責任者であるマイク・クラックをチーム代表に任命したと発表したが、いまだアルピーヌはブコウスキーの後任を明らかにしていないからだ。

 そのブコウスキーに入れ替わりでアルピーヌ入りすると噂されているのが、サフナウアーだ。アルピーヌ入りするスタッフは、サウナウアーだけではないという噂がある。というのも、アストンマーティンは、レッドブルからダン・ファローズを獲得し、テクニカルディレクターに据えると言われているからだ(※)。もし、これが本当なら、現在テクニカルディレクターを務めているアンドリュー・グリーンの居場所がなくなる。つまり、グリーンもサウナウアーとともにアルピーヌへ移籍するのではないかと言われている。

※※18日、レッドブルF1の空力責任者ファローズがアストンマーティンに加入することが正式発表


2020年までルノーF1のチーム代表を務めていたシリル・アビテブール
2020年までルノーF1のチーム代表を務めていたシリル・アビテブール

 そのアルピーヌには前身のルノー時代にチーム代表を務めていたシリル・アビテブール(マネジングディレクター)が、レッドブル・パワートレインズに移籍するのではないかという噂もある。

 ただし、ホンダと協力して運営していくレッドブル・パワートレインズに元ルノーのスタッフが入るとは考えにくく、むしろホンダの第3期時代にHRD(ホンダ・レーシング・デベロップメント)の副社長を務めていたサフナウアーが来る可能性をささやく人もいる。その場合、グリーンもファローズと入れ替えにレッドブル入り可能性もある。

 またフェラーリのマディア・ビノットも「レッドブルやメルセデスなどからエンジニアを補強する予定だ」と語っており、予断を許さない。

 さらに2026年以降に新規参戦が噂されているフォルクスワーゲン・グループのアウディやポルシェへ移籍するのではないかという噂もある。果たして、これらの噂の中に真実はあるのか。あるいはまったく違った事実が発表されることになるのか。今後に注目したい。



(Masahiro Owari)