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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:過保護なオーナーの方針に不満を募らせるアストンマーティン

1月12日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 アストンマーティンF1が、2022年に適用されるF1競技規則のうち、全チームにFP1で年間2度のルーキー起用を義務づける内容の変更を阻止すべく動いている。これは、インシーズンテストが廃止されているなかで若手ドライバーをF1のスピードに慣れさせる方策のひとつとして設けられるものだ。

 ローレンス・ストロールが2018年夏にオーナーとなって以降、チームはフリー走行のみならずルーキーテストにさえ若手ドライバーを使っていない。昨年12月に行われたテストでは、シミュレータードライバーのひとりであるベテランのニック・イエロリーが走行している。

 ストロールが、息子であるランス・ストロールにとって直接の競争相手となる若手の投入を拒んでいることが、規則変更に反対を唱える理由だが、他の9チームはすべて変更を支持しており、彼の試みは失敗に終わるだろう。

 しかし、セバスチャン・ベッテルの引退時期が近づき、ランス・ストロールはいまだにチームリーダーや優勝候補者となり得るだけの力を示せていないにもかかわらず、他の選択肢が存在していない現状に、チーム内でも不満がつのっているようだ。アストンマーティンにタイトルをもたらすのは息子だとする父親の見方に同意する者は皆無だという……。


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