ALPINE RACING

【】パドック裏話:カートイベントで自前のレーシングカートをもってくるアロンソの本気度

12月23日

 F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。今回は第22戦アブダビGP編です。

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 開幕から21レースを戦い、すでに12月も半ばとなれば、F1ドライバーたちは「もうドライビングはたくさんだ」と思っているはず……。誰しもそう考えることだろう。

 実際、ドライバーの多くは、かくも長いシーズンの最終盤を迎えてすっかり疲れ果てていた。そして、もうアブダビでの週末はできるだけ静かに過ごし、それを終えたら待ちに待った休暇へ向かうことだけを考えていたはずだ。残念なことに、彼らの大半はピレリのタイヤテストに参加するため、レース後もまだ何日か現地にとどまらねばならかった。それだけに最終戦の週末の夜は、いっそうリラックスしたいと望んでいたに違いない。

 ところが、アルピーヌの広報チームは、フェルナンド・アロンソ、エステバン・オコン、ダニール・クビアトに、さらなるドライビングの仕事を与えようと考えた。

 木曜の夜、彼らはヤス・マリーナ・サーキットで開かれたメディア関係者向けのカートイベントに加わり、予選とレースの間のインターバルを利用して、レンタルカートで見事なパフォーマンスを披露してくれた。イベントの参加者はチーム・エステバンとチーム・フェルナンドのどちらかに振り分けられた。そして、さらにグループ分けをして予選を行ったあと、アルピーヌの3人のドライバーによるデモレースを観戦したのである。


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