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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:メルセデスF1、新型ホイールガンでピットストップ短縮を狙う

12月23日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 メルセデスは、新しいコードレスホイールガンの開発が計画どおりに進めば、2022年シーズンのピットストップの競争で一歩先に出ることができるだろうと期待している。ピットストップ作業に関して言えば、この数年メルセデスはレッドブルにほとんど対抗できておらず、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスはレース中の重要な瞬間を犠牲にすることが多々あった。

 現在使用している同じ道具では決してライバルに勝てないことを理解しているメルセデスは、イタリア企業のディーノ・パオリと新技術を開発中で、アブダビでのテストでは革新的なe-ガンがお目見えした。これは本体の電力で動くため、コードを接続せずに使用できるものだ。来年のピットストップは、タイヤとホイールが合わせて最大4kg重くなるので、チームにとって難しいものになるだろう。

 しかし重くて扱いにくいピット道具がなければ、作業を早める助けになるかもしれない。電子制御のホイールガンは、ひとつのホイールナットを外した後、現在は手動で行われている反転を自動で行うため、メカニックの作業を簡素化できる。2022年シーズン序盤に他のチームが同様のシステムを使用するかどうかは時が経てば分かるだろうが、今のところメルセデスはこの領域のパフォーマンスにおいては、ライバルたちより一歩先を行っているようだ。


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