2021年F1第19戦ブラジルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位を獲得

【】フェルスタッペン2位「ハミルトンといいレースができた」スチュワードの“審議不要”の判断にも満足/F1第19戦決勝

11月15日

 2021年F1ブラジルGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番グリッドから2位を獲得した。

 スタート直後にバルテリ・ボッタス(メルセデス)を抜いてトップに立ったフェルスタッペンだが、10番グリッドスタートのルイス・ハミルトン(メルセデス)が追い上げてきた。48周目、ハミルトンがターン4でアウト側から仕掛けた際に、防御するフェルスタッペンがハミルトンを押し出す形になり、両者がコース外を走り、フェルスタッペンは首位を維持する場面があった。このインシデントは記録された後に、スチュワードは「審議不要」という判断を下した。

 59周目、フェルスタッペンはハミルトンにオーバーテイクされて、2番手に。その後、エンジニアからストレートでウィービングをしているとして黒白旗が出され、警告されたと伝えられたが、その後は問題にならず、フェルスタッペンは2位を獲得した。優勝したハミルトンとの差は10.496秒だった。

 フェルスタッペンはドライバーズ選手権において依然として首位をキープ、2位ハミルトンとの差は14点だ。

2021年F1第19戦ブラジルGP レース後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)
2021年F1第19戦ブラジルGP レース後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)

■マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ) 決勝=2位
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード(71周)

 今日は難しいレースになると分かっていた。やれることはすべてやったけれど、(ペースが)少し足りなかったね。少なくとも楽しいレースができた。もちろん優勝したかったが、現実的に見て、2位も良い結果だと思う。

 ルイスとはポジションをめぐって何度もバトルを展開した。ハードなレースだったけれど、いいレースだったと思う。こうあるべきだよね。

 もう少しパフォーマンスがあればよかったが、今日の結果は僕たちに可能な最大限だ。トップスピードの関係で、防御するのが簡単ではなかった。彼ら(メルセデス)がフレッシュエンジンを入れてきたときには、パワーが向上するということがはっきり分かる。でも今後のレースではパワーが落ちてくると思うけどね。

 残り3戦はまた全く違うものになるはずなので、どういう展開になるか見ていこう。

2021年F1第19戦ブラジルGP 首位争いのなかでコース外に出てしまったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)
2021年F1第19戦ブラジルGP 首位争いのなかでコース外に出てしまったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)

(物議を醸している48周目の防御について聞かれ)ルイスが後ろに来た時、ペースがとてもいいのが分かった。同じペースを発揮するのは難しかった。でも何とかカバーしようとして、僕たちは正しい判断をした。それ以上は言うことはない。僕たちは少し遅すぎたんだ。

 コーナーに入るところでふたりとも前にいようとしていた。僕はポジションを守るために少しブレーキングを遅らせた。グリップが限界ぎりぎりだった。すでにエイペックスにいたので、あそこでワイドなラインをとる方が安全だと思った。スチュワードが、僕らを戦わせ続けるという決断をしてくれたことを、ある意味うれしく思っている。今日のレースは全体的にとてもいいものだったと思う。



(autosport web)