2021年F1第13戦オランダGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

【】ハミルトン、後れを取り戻し0.038秒差の2番手「あと1セッションあったらな」メルセデス/F1第13戦予選

9月5日

 2021年F1オランダGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2番手、バルテリ・ボッタスは3番手だった。

 ハミルトンがQ3最後のアタックラップで出した1分08秒923は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がQ3最初に出したタイムと同一だった。フェルスタッペンは最後のラップでタイムを更新、ハミルトンは0.038秒差で敗れる形となった。

 トト・ウォルフ代表は「ルイスはマシンの力を上回るパフォーマンスを発揮したと思う。メガ・ラップだった」と称賛した。

2021年F1第13戦オランダGP予選 1番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2021年F1第13戦オランダGP予選 1番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)

■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン
FP3 3番手(1分10秒417:ソフトタイヤ/22周)
予選 2番手(Q1=6番手1分10秒114:ミディアムタイヤ/Q2=4番手1分09秒726:ソフトタイヤ/:Q3=2番手1分08秒923:ソフトタイヤ)

 あと一歩およばなかった。全力を尽くしたんだけどね。マックスは、ポールポジションにふさわしい素晴らしい仕事をした。

 僕は昨日のFP2を(トラブルで)失ってから、なんとか後れを取り戻さなければならず、その分、今日は苦労した。それでもマシンの感触はよかったし、コースも走っていて楽しかった。

 オランダのファンの皆に心から感謝したい。この国に来ることができてとてもうれしいよ。歓迎してくれて本当にありがとう。これほど大勢の観客を見たのは久しぶりのことだ。彼らのためにいいショーを提供したい。

 ここはオーバーテイクが難しいコースだから、決勝は楽ではないと思う。でも戦略が大きい役割を果たすことになるだろう。僕らのマシンは上位に2台並んでいるから、ふたりで全力を尽くしてレースをするつもりだ。

(予選後の会見で語り)最後のラップ、特にセクター2と3は、限界ぎりぎりだった。だからものすごくうれしいよ。それ以前は、彼ら(フェルスタッペンとレッドブル)に大きく離されていたのに、これほど近づくことができたのだから。あと1セッションあったら、もっとタイムを上げられたんじゃないかな。


2021年F1第13戦オランダGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第13戦オランダGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)

■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス
FP3 2番手(1分10秒179:ソフトタイヤ/17周)
予選 3番手(Q1=8番手1分10秒219:ミディアムタイヤ/Q2=5番手1分09秒769:ソフトタイヤ/:Q3=3番手1分09秒222:ソフトタイヤ)

 楽しい予選だった。このサーキットは本当に素晴らしい。特に高速のミドルセクターとバンクのついたコーナーがいいね。雰囲気も最高だ。

 マシンの感触は良かったが、今日はレッドブルには届かなかった。僕たちはセクター1、特にターン2と3で少し後れている。

 Q3での僕の最後のラップはベストの出来ではなかった。ターン11まではいいタイムで来ていたが、その後、少し欲張って、ブレーキを遅らせすぎた。

 でも2台がトップ3に入ったのは大事なことだ。まだあらゆるチャンスがあるし、明日はアタックしていくよ。オーバーテイクの難しいコースだけれど、スタートと戦略によってチャンスが生まれるだろう。絶対に素晴らしいレースになるよ。



(autosport web)