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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:ジョビナッツィ、ボッタスの動向次第でシート喪失の危機

8月4日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 アントニオ・ジョビナッツィのF1における未来は、バルテリ・ボッタスの2022年の動向に直接左右されることになりそうだ。ボッタスがメルセデスに残留するか、あるいはジョージ・ラッセルと入れ替わって古巣ウイリアムズへ戻ることを受け入れた場合、アルファロメオF1代表のフレデリック・バスールはジョビナッツィと4年目の契約を結ぶ判断を下すだろう。

 彼とコンビを組んでセカンドシートに座る若手有望株の最有力候補としては、いまのところテオ・プルシェールとロバート・シュワルツマンの名前が挙がっている。しかし、仮にボッタスがメルセデスのシートをキープできず、さらにメルセデスおよびトト・ウォルフ率いる経営陣との関係を断ってアルファロメオのオファーを受けると決断した場合、バスールはジョビナッツィの放出を考えるかもしれない。

 新たなチームリーダーとなり得る前途有望な若手ドライバーをボッタスと組ませて、ゆくゆくボッタス自身が、近年折に触れて参加しているラリーなど別フォーマットのモーターレースに移ると決めたときに備えるためだ。ジョビナッツィにとって、今後もモーターレースと関わり続けるための唯一の可能性は、フェラーリとの契約を延長してチームのリザーブドライバーになることだ。しかし、グランプリで走り続けるためには、バスールが2022年にどのドライバーを選ぶのかにすべてがかかってくる。


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