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【F速プレミアム】ライコネン観察日記:スプリント予選で大きく順位をアップ。レース巧者ぶりは未だ健在
7月28日
シルバーストンは、伝統的にワールドチャンピオンたちが強いサーキットだ。過去15年間のイギリスGPを振り返ってみると、マーク・ウェーバーを唯一の例外として、他の勝者は全員がチャンピオン経験者なのである。キミ・ライコネンも、1950年5月に最初のF1世界選手権レースが開催されたこの聖地で、勝利の美酒を味わったことがあるチャンピオンのひとりだ。
実際、アイスマンのシルバーストンでの戦績は悪くない。フェラーリで王座に就いた2007年に勝っただけではなく、それまでの4年間はずっとポディウムに上がり(03年3位、04年2位、05年と06年は3位)、その後も2017年と18年に再び3位に入っている。しかし、アルファロメオでの上位入賞はさすがに難しく、2019年には8位でポイントを獲得したものの、2020年にシルバーストンで開かれたふたつのレースはいずれも無得点に終わった(17位と15位)。そして、今季の第10戦イギリスGP終了時点で、キミの獲得ポイントはいまだ1点にすぎない。
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