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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:2022年の契約を明言したハースとマゼピンに不協和音

7月21日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 ギュンター・シュタイナーが、ニキータ・マゼピンには「来年も我々との契約がある」と明言した数日後、シルバーストンではマゼピンがF1に残らないのではないかという噂が浮上した。

 マゼピンの父親はハースでのニキータの扱いに不満を持つようになり、ニキータがメディアとファンからネガティブな偏見を持たれていると受け止めているという。ドミトリー・マゼピンの当初の計画は、ニキータのシートのために3500万ドル(約38億4600万円)を支払って今年ハースからレースに出させ、その後はジーン・ハースからハースを買い取り、マゼピンが所有するハイテックチームを運営するオリバー・オークスを後釜に据えるというものだった。

 しかしフェラーリとの緊密な技術提携と、マラネロのデザインオフィス建築に大金を投じ、50人を超える技術者にフェラーリで仕事をさせているのに、ジーン・ハースはもはやチームを見る意志がなく、チーム運営については引き続きシュタイナーに全幅の信頼を置いている。

 マゼピン一族と率直な性格のシュタイナーとの関係性は素晴らしいものとは言えず、ニキータのための他のシートも見つからないという状況だ。父マゼピンは、グランプリレースへの長期にわたる進出を計画していたものの、たった1シーズンでニキータのF1キャリアを終わりにすることを真剣に検討している。


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